
「面接がうまくいかない」「自己分析が進まない」「ESが書けない」
就活生の悩みは、実は共通している。リクルートの「就職プロセス調査(2026年卒)」によると、就活で苦労したこと(複数回答)の上位は:
そして、学生の自由記述には「自分の考えを簡潔に伝えることが難しかった」「自分のやりたいことが見つからなかった」といった声が並ぶ。
本記事では、この3大苦労ポイントを一つずつ徹底解剖し、具体的な克服法を解説する。
1. 緊張して本来の自分を出せない
初対面の大人に評価される場面は、誰でも緊張する。緊張すると思考が鈍り、準備した内容が飛んでしまう。
2. 何を聞かれるか予測できない
質問が多岐にわたるため、すべてを準備しきれない。想定外の質問で頭が真っ白になることも。
3. 「正解」が分からない
ESと違って、面接には「模範回答」が目に見えない。何を言えば良いか分からず、不安になる。
方法1:模擬面接を10回以上やる
「慣れ」が最も効果的な対策だ。友人、先輩、キャリアセンター、エージェントなど、相手を変えて何度も練習しよう。
方法2:よく聞かれる質問30問を暗記する
以下の質問に対する回答を準備しておけば、8割の面接はカバーできる:
【自己紹介・自己PR系】
□ 自己紹介をしてください
□ 自己PRをしてください
□ あなたの強みと弱みは?
□ 周りからどんな人だと言われますか?
【ガクチカ系】
□ 学生時代に力を入れたことは?
□ なぜそれに力を入れたのですか?
□ 困難だったことは?どう乗り越えた?
□ そこから何を学びましたか?
【志望動機系】
□ なぜこの業界を志望するのですか?
□ なぜ弊社を志望するのですか?
□ 他にどんな企業を受けていますか?
□ 内定を出したら入社しますか?
【キャリアプラン系】
□ 入社後にやりたいことは?
□ 5年後、10年後の目標は?
□ 将来どんな社会人になりたいですか?
【その他】
□ 最近気になるニュースは?
□ あなたを動物/色に例えると?
□ 何か質問はありますか?(逆質問)
方法3:PREP法で回答を構造化する
| 要素 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| Point | 結論 | 「私の強みは〇〇です」 |
| Reason | 理由 | 「なぜなら△△だからです」 |
| Example | 具体例 | 「例えば□□という経験があります」 |
| Point | 結論 | 「この強みを御社で活かしたいです」 |
方法4:録画して自分を客観視する
スマホで面接練習を録画し、客観的に自分を見る。表情、話すスピード、目線など、改善点が見えてくる。
方法5:「失敗しても死なない」と思う
1社落ちても、次がある。完璧を求めず、「今の自分を見せる」程度の気持ちで臨もう。
1. やり方が分からない
「自己分析をしましょう」と言われても、具体的に何をすればいいか分からない。
2. 終わりが見えない
深掘りすればするほど、新しい問いが生まれる。いつまでやればいいのか不安になる。
3. 自分のことは自分では見えない
客観的に自分を見ることは難しい。独りよがりな分析になってしまう。
調査では「自分のやりたいことが見つからなかった」という声が多かった。これは多くの就活生が抱える悩みだ。
解決策:「やりたいこと」ではなく「嫌じゃないこと」から考える
ステップ1:過去の経験を棚卸しする
幼少期〜大学までの「印象的な出来事」を時系列で書き出す。
ステップ2:モチベーショングラフを作成する
縦軸をモチベーション、横軸を時間として、自分の人生をグラフ化する。
ステップ3:「なぜ?」を5回繰り返す
各経験について「なぜそれをやったのか」「なぜ楽しかったのか」を深掘りする。
ステップ4:共通点を見つける
複数の経験に共通するキーワード(価値観、強み、興味)を抽出する。
ステップ5:他者からフィードバックをもらう
友人、家族、先輩に「私ってどんな人?」と聞いてみる。自分では気づかない強みが見つかる。
【過去の経験】
1. 小学校:
2. 中学校:
3. 高校:
4. 大学:
【モチベーションが高かった経験TOP3】
1.
2.
3.
【モチベーションが低かった経験TOP3】
1.
2.
3.
【「なぜ?」の深掘り】
経験:
なぜ1:
なぜ2:
なぜ3:
なぜ4:
なぜ5:
【共通するキーワード】
価値観:
強み:
興味:
【他者からのフィードバック】
友人Aの意見:
友人Bの意見:
家族の意見:
1. 文章力に自信がない
普段から長文を書く機会が少ないと、400字のESでも苦戦する。
2. 何を書けばいいか分からない
「自己PR」「ガクチカ」「志望動機」——何をどう書き分ければいいか混乱する。
3. 他の就活生との差別化ができない
似たようなエピソードが多く、「自分らしさ」をどう出せばいいか分からない。
自己PR:PREP法
【結論】私の強みは〇〇です。
【理由】なぜなら△△だからです。
【具体例】例えば、□□という経験があります。
【結論】この強みを御社で活かし、〇〇に貢献したいです。
ガクチカ:STAR法
【Situation】〇〇というサークルで活動していました。
【Task】△△という課題がありました。
【Action】私は□□という行動を取りました。
【Result】結果として、〇〇を達成しました。
志望動機:企業×自分の接点
【企業の魅力】御社の〇〇という事業に魅力を感じています。
【自分の経験】私は△△という経験から□□に興味を持ちました。
【将来ビジョン】御社で〇〇を実現し、△△に貢献したいです。
1. 数字を入れる
「頑張りました」→「売上30%アップに貢献しました」
2. 固有名詞を入れる
「アルバイト」→「スターバックスでのアルバイト」
3. 感情を入れる
「大変でした」→「何度も挫折しそうになりましたが、仲間の言葉で奮起しました」
「自分の考えを簡潔に伝えることが難しかった」
これは面接でもESでも共通する課題だ。
原則1:結論から話す
「私は〇〇です」という形で、最初に結論を述べる。
原則2:1つのテーマに絞る
複数のエピソードを詰め込まず、1つのテーマを深掘りする。
原則3:30秒/1分で話せるようにする
自己PR、ガクチカはそれぞれ30秒版、1分版、3分版を用意しておく。
方法1:エレベーターピッチ練習
30秒で自己紹介+自己PRを伝える練習をする。
方法2:文字数制限をつけて書く
400字、200字、100字と、同じ内容を文字数を減らしながら書く。本質が見えてくる。
方法3:他人に添削してもらう
自分では「簡潔」だと思っても、客観的には冗長かもしれない。第三者の目を借りよう。
対策:
対策:
対策:
就活で参考になった情報源(上位5つ):
| 情報源 | 活用法 |
|---|---|
| 就活サイト | エントリー、スケジュール確認 |
| 企業公式サイト | 事業内容、企業理念の理解 |
| OB・OG訪問 | リアルな働き方、社風の確認 |
| 合同説明会 | 業界・企業の比較、視野拡大 |
| SNS・口コミ | 選考体験談、面接の雰囲気把握 |
「最初の5社は全滅でした。でも、模擬面接を20回やったら、話し方が劇的に変わりました。結局、第一志望に内定しました。」
「やりたいことが見つからず1ヶ月悩みました。結局、"嫌じゃないこと"から考えたら、選択肢が絞れました。」
「最初に書いたESは全落ちでした。キャリアセンターで添削してもらったら、通過率が80%になりました。客観的な目は大事です。」
| 時期 | やること |
|---|---|
| 3年4〜6月 | 自己分析、業界研究 |
| 3年7〜9月 | サマーインターン、ES練習 |
| 3年10〜12月 | 面接練習、企業研究深化 |
| 4年1〜2月 | 本選考準備、追い込み |
「準備不足のまま面接に臨んでしまい、後悔している」という声が調査にあった。
逆に言えば、準備を十分にすれば後悔しないということだ。
□ よく聞かれる質問30問の回答を書き出す
□ モチベーショングラフを作成する
□ 自己PR/ガクチカをPREP法/STAR法で書き直す
□ 友人に模擬面接を1回お願いする
□ キャリアセンターでESの添削を依頼する
苦労するポイントは決まっている。だからこそ、対策も可能だ。一つずつ潰していこう。
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