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就活コラム

【2026卒版】一括採用vs通年採用|採用手法の多様化で変わる就活戦略

2026年1月12日
Cheese Editorial Team
7分で読めます
【2026卒版】一括採用vs通年採用|採用手法の多様化で変わる就活戦略

はじめに:「3月解禁」の常識が変わりつつある

「就活は3月解禁」——この常識が、急速に過去のものになりつつある。

ベネッセi-キャリアが企業の採用担当者を対象に実施した「企業の『新卒採用動向』における調査 2025」によると、採用数の最も多い手法は:

手法 最多で使用 実施している
一括採用 53.3% 70.5%
通年採用 27.5% 53.4%
職種別・コース別採用 16.5% 44.6%

注目すべきは、53.4%の企業が「通年採用」を実施しているという事実だ。つまり、半数以上の企業が年間を通じて採用活動を行っている。

本記事では、各採用手法の特徴を整理し、就活生がどう対応すべきかを解説する。


第1章:一括採用の特徴と攻略法

一括採用とは

新卒一括採用は、日本特有の採用慣行だ。特定の時期(主に3月〜6月)に集中して選考を行い、4月に一斉入社する。

メリット(企業側)

  • 採用コストの効率化
  • 研修の一括実施が可能
  • 採用計画が立てやすい

メリット(学生側)

  • スケジュールが明確
  • 同期と一緒にスタートできる
  • 準備期間を確保しやすい

一括採用企業の攻略法

1. スケジュールを把握する

大手企業は概ね以下のスケジュールで動く:

  • 3月:情報解禁、エントリー開始
  • 4〜5月:ES提出、Webテスト
  • 5〜6月:面接
  • 6月〜:内々定

2. 早めのエントリーを心がける

人気企業はエントリー締切が早い。情報解禁直後に動けるよう、事前準備を完璧にしておこう。

3. 複数社を並行して受ける

一括採用は時期が集中するため、複数社を同時並行で進めることになる。スケジュール管理が重要だ。


第2章:通年採用の特徴と活用法

通年採用とは

通年採用は、年間を通じて随時採用活動を行う手法。欧米では一般的だが、日本でも導入企業が増えている。

実施企業例:

  • ソフトバンク
  • ファーストリテイリング
  • リクルート
  • サイバーエージェント
  • 多くのベンチャー企業

通年採用のメリット

学生側のメリット

  • 自分のタイミングで就活できる
  • 留学・部活との両立が可能
  • じっくり企業を選べる

企業側のメリット

  • 多様な人材を確保できる
  • 内定辞退のリスク分散
  • 海外留学生・第二新卒も採用可能

通年採用企業の攻略法

1. いつでも動ける準備をしておく

通年採用は「いつでもエントリーできる」反面、「いつ締め切られるか分からない」。常にES・面接準備を整えておこう。

2. 企業の採用サイトを定期チェック

通年採用企業は、採用ページで随時募集状況を更新している。週1回は確認しよう。

3. スカウト型サービスを活用

OfferBoxやキミスカなど、スカウト型サービスは通年採用との相性が良い。プロフィールを充実させておこう。


第3章:職種別・コース別採用の急増

職種別採用とは

総合職一括採用ではなく、「営業職」「エンジニア職」「企画職」などの職種別に採用を行う手法。

実施率:44.6%

約半数の企業が職種別・コース別採用を実施している。

ジョブ型採用との関係

「ジョブ型雇用」への移行が進む中、採用段階から職種を明確にする企業が増えている。

変化のポイント:

  • 総合職→配属ガチャ...(旧来型)
  • 職種別採用→入社時から職種確定...(ジョブ型)

職種別採用の攻略法

1. 自分のやりたい職種を明確にする

「なぜその職種か」を論理的に説明できるようにしておく。

2. 職種に必要なスキルを事前にアピール

エンジニア職ならプログラミング経験、営業職なら対人スキルなど、職種に関連するエピソードを用意する。

3. 専門性を高める

職種別採用では、専門性が重視される傾向がある。大学での学びやインターン経験をアピールしよう。


第4章:採用手法の組み合わせパターン

多くの企業は「複数手法を併用」

調査結果を見ると、1つの手法だけを使う企業は少ない。

併用パターン例:

  • 一括採用(メイン)+ 通年採用(補充)
  • 一括採用 + 職種別採用
  • 通年採用 + インターン経由採用

企業規模による違い

規模 傾向
大企業(1,000人以上) 一括採用がメイン、通年採用も併用
中堅企業(300〜1,000人) 一括採用と通年採用を半々
中小企業(300人未満) 通年採用が主流

業界による違い

業界 傾向
メーカー 一括採用が依然主流
IT・Web 通年採用・職種別採用が多い
金融 一括採用が主流だが変化の兆し
コンサル 通年採用・インターン経由が多い
ベンチャー ほぼ通年採用

第5章:就活生が取るべき戦略

戦略1:志望企業の採用手法を事前に把握

まず、志望企業がどの採用手法を取っているかを調べよう。

調べ方:

  • 採用ページを確認
  • 過去の採用スケジュールをチェック
  • OB・OGに質問する

戦略2:ポートフォリオを組む

大手一括採用企業だけでなく、通年採用企業・ベンチャーも視野に入れる。

おすすめポートフォリオ:

  • 一括採用(大手):5社
  • 通年採用(中堅・ベンチャー):5社
  • 職種別採用:3社

戦略3:早期から動く(通年採用対応)

通年採用企業は早期に動くほど有利。3年夏から就活を始めよう。

戦略4:スキルを証明する(職種別採用対応)

職種別採用では、「その職種で活躍できる根拠」が求められる。資格取得、プロジェクト経験、ポートフォリオ作成などで証明しよう。


第6章:企業が「本来力を入れたい取り組み」

調査結果

項目 割合
大学との連携 20.9%(最多)
自社広報 20.2%
インターンシップ 18.5%
採用イベント 15.3%

「大学との連携」がトップ

企業は大学との連携を強化したいと考えている。これは学生にとってチャンスだ。

活用方法:

  • キャリアセンター経由の求人をチェック
  • 大学主催の合同説明会に参加
  • 学内セミナーに出席

大学に期待する取り組み

項目 割合
企業の選考情報の提供 37.3%
合同説明会の開催 29.4%
業界・職種等のキャリア研究カリキュラム 27.9%

第7章:インターン選考の早期化

選考開始時期は「3年生4〜5月」が48.6%

調査によると、インターン等プログラムの選考開始時期は「大学3年生4〜5月まで」が48.6%

これは大学側認識(53.4%)ともほぼ一致している。

早期化への対応

3年生のスケジュール:

  • 4月:サマーインターンのES準備開始
  • 5月:エントリー開始
  • 6月:選考(ES、面接)
  • 7月:結果発表
  • 8〜9月:インターン参加

つまり、3年春の時点で就活は始まっているということだ。


第8章:通年採用時代のES・面接対策

ESは「いつでも出せる状態」に

通年採用では、募集が突然始まることがある。いつでも対応できるよう、基本ESを準備しておこう。

用意すべきES:

  1. 自己PR(汎用版)
  2. ガクチカ(汎用版)
  3. 志望動機(業界別5パターン)

面接は「常に本番」のつもりで

通年採用・職種別採用では、面接の雰囲気が変わることがある。カジュアル面談のつもりが、実質選考だったということも。常に本番のつもりで臨もう。


第9章:採用手法の変化が示す未来

「新卒一括採用」の終焉?

一括採用は依然として主流だが、その割合は年々低下している。

予測される変化:

  • 通年採用のさらなる普及
  • ジョブ型採用の一般化
  • インターン経由採用の増加
  • 第二新卒との境界曖昧化

就活生へのメッセージ

採用手法が多様化する中、「正解の就活」は一つではない。

  • 一括採用に乗る?
  • 通年採用で早期決着?
  • 職種別採用で専門性をアピール?

自分に合ったルートを選び、主体的に就活を進めよう。


第10章:まとめと今日からのアクション

本記事のポイント

  • 一括採用53.3%、通年採用27.5%、職種別採用16.5%
  • 53.4%の企業が通年採用を実施
  • 44.6%の企業が職種別採用を実施
  • 大学との連携強化を望む企業が最多(20.9%)
  • インターン選考開始は3年4〜5月が48.6%

今日からやるべきこと

□ 志望企業の採用手法を調べる
□ 汎用版の自己PR・ガクチカを作成する
□ スカウト型サービスに登録する
□ 通年採用企業リストを作成する
□ インターンのエントリースケジュールを確認する

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