
面接の中盤〜終盤で必ずと言っていいほど聞かれる質問。 「現在、他社の選考状況はいかがですか?」 「内定はどこか持っていますか?」
この質問、非常に答えにくいですよね。 「正直に第一志望じゃないと言ったら落ちそう…」 「全部落ちてると言ったら『人気ない人』と思われそう…」
ここで多くの就活生が悩むのが、**「どこまで正直に話すべきか」**という点です。
結論から言うと、すべてを正直に話す必要はありませんが、嘘をついて整合性が取れなくなるのはNGです。
企業はこの質問を通じて、あなたの浮気調査(志望度の確認)と、就活の軸(一貫性)のチェックを行っています。
この記事では、面接官を納得させる「他社の選考状況」のスマートな伝え方と、やってはいけないNG回答パターンを解説します。
この記事でわかること:
これを読めば、嫌な質問も、自分の市場価値をアピールするチャンスに変えられます。
彼らは単に世間話をしているわけではありません。
A社(IT)、B社(食品)、C社(銀行)…と受けていたら、「この子は何がしたいの?」「手当たり次第?」と思われます。受けている企業に**共通点(軸)**があるかを確認し、志望動機と矛盾していないかをチェックしています。
ライバル企業を受けているか、選考がどの段階かを知ることで、「うちに内定を出したら来てくれるか?」を探っています。優秀な学生ほど他社に取られたくないため、他社の進捗に合わせて選考を早めることもあります。
「他社でも最終面接まで行っている」と聞けば、「他社も評価している優秀な学生なんだな」という安心材料になります(社会的証明)。逆に「全落ち」だと、「何か問題があるのでは?」と疑われます。
あなたに内定を出したいけれど、辞退されるのを恐れています。「御社に行きます」と即答できれば、内定は近いです。
面接の冒頭でサラッと聞かれる場合は、単なるアイスブレイクやデータ収集の可能性が高く、合否には直結しません。
全ての企業名を羅列する必要はありません。以下のルールで情報を取捨選択しましょう。
社名を全て言うのではなく、「〇〇業界を中心に受けています」「〇〇という軸で、IT業界の営業職を3社ほど受けています」と、軸に沿った企業だけをピックアップして伝えます。軸とズレている企業(滑り止めなど)は言わなくてOKです。
「一次面接落ち」などのネガティブな情報は隠し、「最終面接を控えています」「二次選考中です」など、順調に進んでいる企業を伝えましょう。「他社からも求められている人材」だと演出するためです。
まだ結果待ちのふりをして「選考中です」と言うのは、厳密には「嘘」ではありません(心の整理中かもしれませんし)。「全落ち」と言うよりは、「数社選考が進んでいます」とぼかす方が賢明です。
「私は『人々の生活基盤を支える』という軸で、インフラ業界を中心に見ています。 具体的には、同業のA社様とB社様の選考が進んでおり、A社様は次が最終面接、B社様は二次面接の結果待ちです。 しかし、社員の方々の温かい人柄に惹かれ、御社が第一志望です。」
「私は『無形商材を通じて顧客の課題解決をする』という軸で就職活動をしております。 そのため、業界にはこだわらず、人材業界とITコンサルティング業界を受けています。 具体的には人材のC社様と、コンサルのD社様を受けておりますが、〇〇という理由で御社の事業に最も魅力を感じております。」
「ありがたいことに、同業界のE社様より内定をいただいております。 ですが、以前から御社の〇〇事業に強く惹かれており、第一志望は御社です。内定をいただければ、E社様は辞退し、就職活動を終了させていただきます。」
最終面接で必ず聞かれるキラー質問です。
たとえ第3志望でも、面接の場では「第一志望です」と言うのがマナーであり、戦略です。「迷っています」と言う学生に内定を出す企業は少ないです。
どうしても心が痛むなら、「第一志望群の一つです」という表現もあります。
「御社は第一志望群の中で、最も志望度が高い一社です」 ただし、役員面接では「群」をつけると「じゃあ他でもいいんだね」と突っ込まれるリスクがあります。覚悟を決めましょう。
法的には問題ありません(職業選択の自由)。 ただし、企業には多大な迷惑がかかるので、辞退する際は誠心誠意謝罪しましょう。それを覚悟の上で、目の前の面接を突破するために「第一志望」と言うのは、就活における必要悪でもあります。
他社の選考状況は、あなたの「就活の軸」を証明する補足資料です。
相手はプロの人事です。あなたのポテンシャルと他社評価を天秤にかけています。堂々と「他社も私を欲しがっていますが、私は御社がいいんです」とアピールしてきてください!
SHARE THIS ARTICLE