
「企画職になりたい!新しいビジネスを考えたい!」 「クリエイティブな仕事で、自分のアイデアで世の中を変えたい」
こんな憧れを持つ就活生は非常に多いです。 しかし現実は、アイデア出しは仕事の1割以下。残りの9割は、地道なリサーチ、データ分析、社内調整、資料作成です。
さらに、新卒で「企画職」として配属される枠はかなり限られています。 この記事では、企画職の**「キラキラしていない現実」**と、それでも目指す価値がある理由、そして未経験から企画職に就くための現実的なルートを解説します。
企画職に対する最大の誤解が「アイデアを思いつく仕事」というイメージです。 実際の企画職の仕事配分は、以下のようになります。
| 工程 | 割合(目安) | 主な作業 |
|---|---|---|
| リサーチ・分析 | 40% | 市場調査、競合分析、データ収集 |
| 社内調整・交渉 | 30% | 関連部署との根回し、稟議、上申 |
| 資料作成 | 15% | 企画書、プレゼン資料 |
| 企画立案 | 10% | アイデア出し、コンセプト設計 |
| 効果検証 | 5% | KPI測定、報告 |
つまり、「考える」仕事は全体の1割に過ぎません。 残りは「調べる」「説得する」「まとめる」「測る」という地道な作業です。
「企画職」と一言で言っても、対象領域によって仕事内容は大きく異なります。
新規事業の立ち上げや既存事業の成長戦略を担当します。
新商品の開発や既存商品のリニューアルを担当します。BtoCメーカー(食品、日用品、化粧品など)で多い職種です。
会社全体の中長期計画の策定や、経営会議のサポートを行います。
やりがいだけではありません。覚悟しておくべきポイントです。
何十時間もかけて作った企画書が、上司や役員の一言で「没」になることは日常茶飯事です。**「却下されるのがデフォルト」**くらいの心構えがないと心が折れます。
企画が承認されても、商品が発売されるまで1〜2年かかることも珍しくありません。「すぐに結果が欲しい」タイプの人には向いていません。
開発部門、製造部門、営業部門、法務部門…関係者全員を説得して回る「社内営業」が仕事の大半を占めます。企画力より**「調整力」**が問われます。
きつい側面を踏まえても、企画職には代えがたい魅力があります。
自分の企画したものが世の中に出て、お客様に使ってもらえた時の喜びは、他の職種では味わえません。
マーケット、財務、組織…あらゆる要素を考慮して戦略を考えるため、ビジネスパーソンとしての総合力が圧倒的に高まります。将来、起業や経営幹部を目指す人にとって、最高の修行場です。
「企画経験者」は転職市場で引く手あまたです。コンサル、事業会社、スタートアップなど、キャリアの選択肢が広がります。
正直に言うと、新卒で「企画職配属」を勝ち取るのは難易度が高いです。 現実的なルートは以下の通りです。
まずは営業職や店舗職で「顧客の生の声」を知ることが最強の武器になります。営業成績を上げながら「企画職希望」を伝え続け、3〜5年後に異動を目指すルート。
Webマーケティングや広告運用の経験を積み、商品企画や事業企画に転身するケース。「数字を見て改善するスキル」が企画にも活きます。
戦略コンサルで事業戦略を経験し、その後「自分で手を動かしたい」と事業企画に転職するケース。高難易度だが最短ルート。
企画職は、華やかに見えて、実は超泥臭い仕事です。 何十回も企画を没にされ、関係者に頭を下げ続け、ようやく形になったものが世の中に出る。 その一瞬の達成感のために、膨大な地味な作業に耐えられるか。
それでも「ゼロからイチを作りたい」「会社の未来を自分の手で描きたい」という情熱があるなら、企画職は最高の選択肢です。
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