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【新卒・職種ガイド】市場価値で選ぶ!将来性のある職種図鑑とキャリア戦略完全版

2026年1月27日
更新: 2026年1月27日
Cheese Editorial Team
12分で読めます
【新卒・職種ガイド】市場価値で選ぶ!将来性のある職種図鑑とキャリア戦略完全版

はじめに

就職活動において、業界選びと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが「職種選び」です。

「総合職採用だから、どこに配属されるかわからない」 「なんとなく営業は大変そうだから事務がいい」

もしあなたがこのような考えを持っているとしたら、少し立ち止まって考える必要があります。なぜなら、ファーストキャリアでどの職種に就くか(=どの筋肉を鍛えるか)は、あなたの20代の市場価値、ひいては生涯年収や転職のしやすさに直結するからです。

近年、「ジョブ型雇用」の波が日本にも押し寄せ、新卒採用の段階から職種を確約する「職種別採用」を行う企業が急増しています。これはチャンスであると同時に、「自分で自分のキャリアを選ばなければならない」という責任の重さも意味します。

本記事では、単なる仕事内容の紹介にとどまらず、**「その職種を選ぶと、将来どんなスキルが身につき、どんなキャリアパスが描けるのか?」**という視点から、新卒が知っておくべき主要職種を徹底解剖します。AI時代の到来によって変化する職種の将来性についても深掘りしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

  1. 「職種選び」がキャリアの9割を決める理由
  2. 【ビジネス系職種】営業・CS・マーケティング
  3. 【技術・クリエイティブ系職種】エンジニア・デザイン・PM
  4. 【コーポレート系職種】人事・経理・法務・経営企画
  5. AI時代に「消える職種」と「生き残る職種」
  6. 自分に合った職種を見極める3つの軸
  7. まとめ:ファーストキャリアを戦略的に選ぼう

1. 「職種選び」がキャリアの9割を決める理由

多くの就活生が「業界」や「企業規模」を重視しがちですが、入社後の毎日の業務内容を決定づけるのは「職種」です。ここでは、なぜ新卒時の職種選びが重要なのか、その背景を解説します。

1-1. 「ポータブルスキル」の獲得

職種によって身につくスキルは異なりますが、特に重要なのが**「ポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)」**です。

  • 業界特有の知識: その業界でしか通用しない(例:特定の銀行のシステム操作、特定商材の知識)
  • 職種専門スキル: 業界を変えても通用する(例:法人営業力、Webマーケティング、決算業務、Javaプログラミング)

終身雇用が崩壊しつつある現在、1つの会社で定年まで勤め上げる確率は下がっています。将来的に転職や独立を考えた際、あなたの市場価値を担保するのは「どの会社にいたか」よりも「何ができるか(職能)」です。

1-2. 「配属ガチャ」を回避する職種別採用のトレンド

日本の伝統的な「メンバーシップ型雇用(総合職採用)」では、入社後に適性を見て配属先が決まるため、希望しない職種(例:企画志望だったのに地方工場の管理部門へ)に配属されるリスク、いわゆる「配属ガチャ」が存在しました。

しかし近年、欧米型の**「ジョブ型雇用」**を導入する企業が増え、新卒でも「マーケティングコース」「エンジニアコース」「インサイドセールスコース」といった職種別採用が一般化しています。これにより、学生側も主体的にキャリアを選択できる環境が整いつつあります。

1-3. 初任給や昇給スピードの格差

かつては同期一律だった給与体系も変化しています。特にITエンジニアやデータサイエンティストなどの専門職種では、新卒でも年収600万円〜1000万円を提示する企業が出てきました。選ぶ職種によって、20代の経済基盤が大きく変わる可能性があるのです。


2. 【ビジネス系職種】営業・CS・マーケティング

企業の売上を直接的に作る「フロントオフィス」の職種です。全職種の中で最も求人数が多く、多くの新卒が最初に経験する領域です。

2-1. 営業職(Sales)

「ビジネスの基本」が詰まった最強の職種

営業は「モノを売る」仕事ですが、本質は「顧客の課題解決」です。AI時代においても、複雑な課題をヒアリングし、解決策を提案する「コンサルティング営業」の需要はなくなりません。

  • 種類:
    • 法人営業(BtoB): 企業に対して提案を行う。論理的思考力や調整力が求められる。
    • 個人営業(BtoC): 個人消費者に提案を行う(住宅、保険、証券など)。信頼関係構築力が重要。
    • インサイドセールス: 電話やメール、Web会議システムを使って非対面で商談機会を作る。近年急増中。
  • 身につくスキル: コミュニケーション能力、交渉力、課題発見力、ストレス耐性。
  • キャリアパス: 営業マネージャー、事業開発(BizDev)、マーケティング、人事、起業家。

編集部メモ: 「営業は辛そう」と敬遠されがちですが、BtoBの無形商材(IT、広告、コンサルなど)の営業経験は市場価値が非常に高く、どの業界にも潰しが効く「プラチナチケット」になり得ます。

2-2. カスタマーサクセス(CS)

「売って終わり」ではない、サブスク時代の花形

SaaS(Software as a Service)などのサブスクリプションビジネスの拡大に伴い、注目されている職種です。顧客がサービスを使いこなし、成功(サクセス)できるよう能動的に支援します。従来の「カスタマーサポート(受動的な問い合わせ対応)」とは明確に区別されます。

  • 仕事内容: 導入支援(オンボーディング)、活用促進、契約更新の提案(アップセル・クロスセル)。
  • 身につくスキル: 顧客伴走力、データ分析力、プロダクトへのフィードバック能力。
  • キャリアパス: CSマネージャー、プロダクトマネージャー(PdM)、PMM(プロダクトマーケティングマネージャー)。

2-3. マーケティング・企画職

「売れる仕組み」を作る頭脳派

新卒人気No.1の職種ですが、採用枠は非常に狭い「狭き門」です。華やかなイメージがありますが、実際は地道なデータ分析や泥臭い調査が業務の大半を占めます。

  • 種類:
    • Webマーケティング: SEO、広告運用、SNS運用などデジタル領域での集客。
    • 商品企画: 新商品のコンセプト立案から開発ディレクション。
    • 広報・PR: メディア対応やプレスリリース作成、ブランディング。
  • 身につくスキル: データ分析力、仮説思考、トレンドを読み解く力。
  • キャリアパス: CMO(最高マーケティング責任者)、ブランドマネージャー、コンサルタント。

3. 【技術・クリエイティブ系職種】エンジニア・デザイン・PM

「モノづくり」を通じて価値を提供する職種です。専門性が高く、スキルが可視化されやすいため、転職市場での流動性が高いのが特徴です。

3-1. ITエンジニア

DX社会のインフラを支える、現代の必須職種

文系・理系問わず採用が増えています。「未経験歓迎」の求人も多いですが、自ら学び続ける姿勢が必須です。

  • 種類:
    • システムエンジニア(SE): クライアントの要望を聞き、システムの設計図を書く。
    • Webエンジニア: Webサービスやアプリの開発(フロントエンド/バックエンド)。
    • インフラエンジニア: サーバーやネットワークの構築・運用。クラウド(AWS/Azure)の知識が重要。
  • 身につくスキル: プログラミング言語、論理的思考力、プロジェクト管理能力。
  • キャリアパス: プロジェクトマネージャー(PM)、テックリード、CTO(最高技術責任者)、フリーランス。

3-2. デザイナー(Web/UI/UX)

「使いやすさ」と「美しさ」で課題を解決する

単に絵を描く仕事ではありません。ユーザーの行動心理を理解し、最適な体験(UX)を設計するロジカルな思考が求められます。

  • 仕事内容: Webサイトのデザイン、アプリのUI設計、バナー作成、ブランドロゴ制作。
  • 身につくスキル: デザインツール(Figma, Adobe XD等)の操作、UI/UX設計論、コーディング知識。
  • キャリアパス: アートディレクター、CDO(最高デザイン責任者)、UXリサーチャー。

3-3. プロダクトマネージャー(PdM)

「ミニCEO」と呼ばれるプロダクトの責任者

エンジニア、デザイナー、ビジネスサイドを束ね、プロダクトの方向性を決定する役割です。新卒で最初からPdMになるケースは稀ですが、メガベンチャーなどでは採用が始まっています。

  • 仕事内容: ロードマップ策定、要件定義、進捗管理、KPI分析。
  • 求められる資質: 広い視野、決断力、リーダーシップ。

4. 【コーポレート系職種】人事・経理・法務・経営企画

「バックオフィス」や「管理部門」と呼ばれますが、近年は「攻めのバックオフィス」として経営に直結する役割が期待されています。

4-1. 経理・財務

企業のお金を管理する「経営の羅針盤」

AIによる自動化が進んでいますが、決算データを読み解き、経営陣に提言を行う「財務戦略」の重要性は増しています。

  • 仕事内容: 日々の入出金管理、決算書作成、資金調達、税務対応。
  • 身につくスキル: 簿記・会計知識、財務分析力、Excelスキル、税法知識。
  • キャリアパス: 財務部長、CFO(最高財務責任者)、公認会計士、税理士。

4-2. 人事(HR)

「ヒト」の側面から組織を最大化する

採用難易度が上がる中、優秀な人材を獲得し、定着させる人事の役割は極めて重要です。

  • 仕事内容: 新卒・中途採用、研修・育成、評価制度設計、労務管理。
  • 身につくスキル: 面接力、労働法知識、コーチングスキル、組織開発力。
  • キャリアパス: CHRO(最高人事責任者)、HRコンサルタント、組織開発スペシャリスト。

4-3. 経営企画・事業企画

社長の右腕として会社の未来を描く

新卒配属は少ないエリートコースの一つです。会社全体の数字を把握し、中長期計画を策定します。

  • 仕事内容: 経営戦略の立案、予算策定、M&A検討、新規事業の立ち上げ。
  • 身につくスキル: 経営視点、高度な計数管理能力、プレゼンテーション能力。

5. AI時代に「消える職種」と「生き残る職種」

ChatGPTなどの生成AIの登場により、職種の未来地図は塗り替わりつつあります。これから社会に出る新卒は、「AIに使われる側」ではなく「AIを使いこなす側」になる必要があります。

5-1. 代替リスクが高いとされる業務

  • 定型的な事務処理: データ入力、単純な集計業務。
  • パターン化された対応: マニュアル通りの電話対応、一般的な問い合わせ回答。
  • 初歩的なプログラミング: 基本的なコードの記述(ただし、設計や修正には人間が必要)。

5-2. 今後需要が高まるスキル・職種

AIが苦手とする領域、またはAIを活用する領域に価値がシフトします。

  1. 対人コミュニケーションの高度化

    • 感情に寄り添うケア、複雑な利害関係の調整、モチベーション管理。
    • 該当職種: コンサルティング営業、CS、プロジェクトマネージャー、カウンセラー。
  2. クリエイティビティと0→1の企画

    • 前例のない課題に対する解決策の立案、全く新しい価値の創造。
    • 該当職種: 事業開発、商品企画、アートディレクター、起業家。
  3. AI・データマネジメント

    • AIに適切な指示(プロンプト)を出す力、AIが出した答えの正誤を判断する力。
    • 該当職種: データサイエンティスト、AIエンジニア、DXコンサルタント。

重要: どの職種についても言えることですが、**「AIツールを業務フローに組み込んで生産性を10倍にできる人材」**が最強です。事務職であっても、VBAやRPA、AIを駆使して業務効率化を推進できるなら、その市場価値は極めて高くなります。


6. 自分に合った職種を見極める3つの軸

職種の種類と将来性を理解したところで、実際にどう選べばよいのでしょうか。自己分析と掛け合わせた3つのフレームワークを紹介します。

6-1. Will(やりたいこと)× Can(できること)× Market(市場性)

よくある「Will・Can・Must」のフレームワークを就活用にアレンジしたものです。

  • Will(興味・関心): どんな作業なら苦にならないか?(例:人と話すのが好き、黙々と作業するのが好き、数字を見るのが好き)
  • Can(強み・特性): 現時点で持っているスキルや、性格的な適性。(例:論理的思考が得意、粘り強い、初対面でも緊張しない)
  • Market(市場価値): その職種は今後伸びるか?給与水準は高いか?

この3つが重なる領域が、あなたにとっての「ベストな職種」です。新卒の場合、**Canは未知数な部分が多いため、Potencial(ポテンシャル・適性)**と言い換えても良いでしょう。

6-2. 「一般職」と「総合職」の落とし穴

女子学生を中心に根強い人気がある「一般職(事務職)」ですが、慎重な判断が必要です。

  • 一般職のメリット: 転勤がない、残業が比較的少ない、業務範囲が限定的。
  • 一般職のリスク: 給与が上がりにくい、AI代替リスクが高い、転職市場での評価が得にくい。

「楽そうだから」という理由で選ぶと、30代になってからキャリアの行き詰まりを感じるケースが多発しています。ライフプランを長く見据え、**「エリア限定総合職」「専門職」**という選択肢も検討すべきです。

6-3. 職種転換(キャリアピボット)の可能性を知る

ファーストキャリアで選んだ職種が、一生の仕事になるわけではありません。関連性の高い職種へのキャリアチェンジ(ピボット)はよくあることです。

【よくあるピボット例】

  • 営業 → マーケティング: 顧客を知っている強みを活かして企画へ。
  • 営業 → 人事: 人を見る目や交渉力を活かして採用担当へ。
  • エンジニア → PM: 技術知識を活かしてマネジメントへ。
  • 販売・接客 → 営業: コミュニケーション能力を活かして法人営業へ。

重要なのは、**「次の職種に繋がるスキルが得られるか」**という視点です。汎用性の低い社内調整ばかりの仕事では、ピボットが難しくなります。


7. まとめ:ファーストキャリアを戦略的に選ぼう

職種選びは、あなたのキャリアという長い旅の「最初の装備」を選ぶようなものです。

  • 営業職: どんなクエストにも対応できる「剣」と「盾」。ビジネスの基礎体力がつく。
  • エンジニア・クリエイティブ職: 特定の局面で最強の威力を発揮する「魔法」。専門性が武器になる。
  • コーポレート職: パーティ全体を支える「回復・支援」。組織運営の要になる。

どの装備を選んでも正解ですが、重要なのは**「なぜその装備を選んだのか」を自分の言葉で語れること**、そして**「その装備を磨き続ける覚悟を持つこと」**です。

「なんとなく」で選ぶのではなく、10年後の自分を想像し、市場価値を高められる職種を戦略的に選び取ってください。Media Stationでは、各職種のより詳細な解説記事や、職種別選考対策も発信しています。ぜひ合わせてチェックし、納得のいく就職活動を進めましょう。

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アソベンチャー・チーズ編集部。日々の感情ログとAI分析で「隠れた強み」と「価値観」を可視化するキャリアスタジオを運営しています。

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