
就活が本格化した大学3年の秋。周りは次々とエントリーシートを書き始めているのに、私はスタートラインにすら立てていませんでした。
「あなたの強みは?」「学生時代に頑張ったことは?」
そんな定番の質問にすら答えられない。自己分析本を買い漁り、ネットの診断を片っ端から受けても、「これが本当の自分なのか?」という違和感が消えませんでした。
そんな時に出会ったのが「感情ログ」という習慣でした。
きっかけは、友人からすすめられた「Asoventure Cheese」というAIアプリでした。
「毎日の感情を記録するだけで、自己分析が深まるよ」
正直、最初は半信半疑でした。でも、自己分析に行き詰まっていた私は、藁にもすがる思いで試してみることにしました。
最初の1週間は「書くことがない」と思っていました。でも、書き始めると意外と出てくるんです。
「バイトで常連さんに褒められて嬉しかった」 「ゼミで自分の意見が通らなくて悔しかった」 「友達の就活話を聞いて焦った」
こうした小さな感情の積み重ねが、後の自己分析の材料になるとは、このときはまだ知りませんでした。
2ヶ月目に入ると、ある傾向に気づきました。
「人の成長に関わったとき、私はワクワクしている」
逆に、モヤモヤする時のパターンも見えてきました。
これが、後の「志望動機」の核になります。
ある企業の説明会に参加したときのことです。
人材育成に力を入れている企業で、「若手の成長を支援する風土」という話を聞いた瞬間、胸が熱くなりました。
その夜、感情ログにこう書きました。
「今日の説明会、すごくワクワクした。人の成長を支援するって、まさに自分がやりたいことだ。塾講師でもバイトでも、人が"できるようになる"瞬間に立ち会えたときが一番嬉しかった。これが自分の原動力なんだ。」
この日、志望動機の骨格ができました。
面接官の反応: 「具体的ですね。本当にやりたいことが伝わってきます」
「何が得意か」より「何をしているとき嬉しいか」のほうが、自分にとって本質的でした。感情ログは、この"感情起点"の自己分析を可能にしてくれました。
毎日の記録が、面接で話せるエピソードのストックになりました。「最近嬉しかったことは?」と聞かれても、記録を見返せばすぐに答えられます。
Cheeseのようなアプリは、記録を分析して「あなたは〇〇のときにモチベーションが上がる傾向がありますね」とフィードバックをくれます。自分では気づかなかったパターンを教えてもらえるのは、一人で自己分析するより圧倒的に効率的でした。
自己分析に行き詰まっている人に伝えたいことがあります。
「分析」より先に「記録」から始めてください。
自分の頭の中だけで考えていても、堂々巡りになるだけです。まずは毎日の小さな感情を外に出す。それを続けていれば、自然と「自分らしさ」が見えてきます。
今日から5分、感情ログを始めてみませんか?
SHARE THIS ARTICLE