
「短所なんて言ったら評価が下がる…」 「『特になし』が一番安全じゃないの?」 「『こだわりが強い』とか、長所みたいな短所を言えばいい?」
面接で聞かれる「短所」。ここで何を答えるべきか、多くの就活生が頭を悩ませます。 正直に「飽きっぽい性格です」「朝起きられません」と言えば、「この子は採用してもすぐ辞めそうだな」と思われておしまいです。かといって「短所はありません」と答えれば、「自己分析ができていない」「自信過剰」とみなされます。
では、どうすればいいのか? 正解は、**「致命的でない短所を選び、すでに対策していることを伝える」**ことです。
面接官はあなたの完璧さを求めているわけではありません。自分の課題を客観的に把握し、それを改善しようとする**「自律性」と「成長力」**を見ています。
この記事では、面接官に好印象を与える「短所の選び方・伝え方」の極意と、そのまま使える言い換え例文を紹介します。
この記事でわかること:
これを読めば、短所を聞かれるのが怖くなくなります。
短所を伝える際は、以下の3要素をセットにするのが鉄則です。
変に隠そうとして遠回しな言い方をするのはNG。「私の短所は〇〇なところです」とハッキリ言い切りましょう。潔さは好感度につながります。
短所と長所は表裏一体です。 「せっかち」は「行動が早い」の裏返し。「優柔不断」は「慎重」の裏返し。 関連性のないバラバラの性格を言うのではなく、長所とセットになる短所を選ぶと、自己分析の一貫性がアピールできます。
ここが一番大事です。「〇〇が短所です(以上)」ではダメです。 **「その短所が出ないように、普段どう気をつけているか」**を必ずセットで話してください。これで短所は「課題解決能力」のアピールに変わります。
いくら正直でも、以下の短所は「社会人としての適性」を疑われるため避けましょう。
| NG短所 | 面接官の心理 |
|---|---|
| 時間にルーズ・遅刻魔 | 「仕事でも約束を守れないだろう。信用できない」 |
| 嘘をつく | 「倫理観がない。コンプライアンスリスクがある」 |
| 短気・すぐ怒る | 「チームの輪を乱す。トラブルメーカーになりそう」 |
| ストレスに極端に弱い | 「入社してもすぐ辞めてしまいそう」 |
これらの短所がある場合は、面接では別の(改善可能な)短所を選び、裏では生活習慣を改善する努力をしましょう。
自分の性格に近いものを選んでみてください。
| タイプ | 短所としての表現 | 長所への言い換え(ポジティブ変換) |
|---|---|---|
| 慎重派 | 心配性、臆病、考えすぎる | 計画性がある、リスク管理ができる、正確 |
| 行動派 | せっかち、見切り発車、落ち着きがない | スピード感がある、行動力がある、決断が早い |
| マイペース派 | マイペース、協調性がない、頑固 | 周りに流されない、芯がある、集中力が高い |
| 優しさ派 | 優柔不断、流されやすい、お節介 | 柔軟性がある、協調性が高い、面倒見が良い |
| ストイック派 | 完璧主義、抱え込みがち、融通が利かない | 責任感が強い、妥協しない、向上心が高い |
私の短所は**「心配性なところ」**です。 細かいミスが気になり、提出物の確認に時間をかけすぎてしまう傾向があります。 そのため、現在は「チェックリスト」を作成して確認作業を効率化し、余裕を持って行動することで、質とスピードの両立を心がけています。この慎重さは、ミスの許されない事務作業などで活かせると考えています。
私の短所は**「優柔不断なところ」**です。 周囲の意見を聞きすぎてしまい、自分の決断が遅くなることがあります。 改善策として、チームで議論する際は「何時までに決める」というタイムリミットを設け、最後は自分が責任を持って決める意識を持つようにしています。多角的な意見を取り入れる姿勢は保ちつつ、決断力を磨いています。
私の短所は**「一人で抱え込んでしまうところ」**です。 負けず嫌いな性格から、困難な課題でも「自分でなんとかしなきゃ」と無理をしてしまうことがあります。 学生時代のプロジェクトでパンクしてしまった経験から、現在は「早めに周囲に相談(ホウレンソウ)する勇気」を持つようにしています。進捗を可視化して共有することで、チーム全体で成果を出すことを意識しています。
A. 基本は1つで十分です。聞かれたら答えるスタンスでOK。「3つ教えてください」と言われることは稀ですが、予備として2つくらい考えておくと安心です。
A. ダメです。「自分のことを客観視できていない」と思われます。完璧な人間はいません。どれだけ小さなことでもいいので、何か一つ挙げましょう。
A. 業務に支障が出ない限り、無理に言う必要はありません。性格や行動特性の話に留めるのが一般的です。
短所は、弱点ではありません。「伸び代」です。
「私にはこういうクセがありますが、こうやって付き合っています」という自己管理能力を見せつければ、面接官は安心してあなたに「合格」を出せます。恐れずに話しましょう!
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