Asoventure Station Logo
就活コラム

【2026年最新】仕事の「優先順位」がわからない人へ|全体最適から逆算する思考法

2026年1月13日
更新: 2026年1月14日
Cheese Editorial Team
11分で読めます
【2026年最新】仕事の「優先順位」がわからない人へ|全体最適から逆算する思考法

はじめに

「やることが多すぎて、何から手をつければいいか分からない」 「優先順位をつけろと言われても、どうやって決めればいいのか分からない」 「目の前の仕事をこなすだけで精一杯で、重要な仕事に時間が割けない」 「上司から『優先順位が違う』と言われるけど、なぜ違うのか理解できない」

こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

「優先順位をつけられない」という問題の根本原因は、多くの場合**「全体像が見えていない」**ことにあります。

目の前のタスクだけを見ていると、何が重要で何が後回しにできるのか判断できません。しかし、「全体最適」の視点から逆算して考えると、自然と優先順位が見えてきます。

この記事では、「全体最適から逆算する思考法」を使って、仕事の優先順位を正しく決める方法を徹底解説します。

この記事を読むと分かること:

  • なぜ優先順位がつけられないのか(根本原因)
  • 「全体最適」とは何か
  • 全体最適から逆算する優先順位の決め方
  • すぐに使える優先順位フレームワーク
  • 優先順位を「見える化」するツールと使い方
  • 今日から始められるアクションプラン

1. なぜ優先順位がつけられないのか

1-1. 優先順位がつけられない3つの原因

原因①:全体像が見えていない

目の前のタスクしか見えていないと、何が重要で何が後回しにできるのか判断できません。

例えば、「資料を作る」というタスクがあった時、その資料が何のために使われるのかいつまでに必要なのか誰がどう使うのかが分かっていないと、適切な優先順位をつけられません。

原因②:すべてが「重要」に見えてしまう

すべてのタスクが重要に見えてしまい、「どれも後回しにできない」と感じてしまうケースです。

実際には、すべてのタスクが同じ重要度であることはありません。しかし、判断基準がないと、どれも重要に見えてしまいます。

原因③:「緊急」と「重要」を混同している

今すぐ対応が必要な「緊急」のタスクと、長期的に大切な「重要」なタスクを混同しているケースです。

電話やメール、急な依頼など「緊急」のタスクに追われていると、本当に「重要」なタスクに時間が割けなくなります。

1-2. 優先順位がつけられないとどうなるか

問題 結果
重要な仕事が後回しになる 締め切りに追われる、品質が下がる
緊急の仕事に振り回される 本当に大切なことができない
残業が増える 効率が悪くなり、疲弊する
上司からの評価が下がる 「何が重要か分かっていない」と思われる
ストレスが溜まる 「いつも忙しいのに成果が出ない」状態

1-3. 「全体最適」の視点が解決のカギ

これらの問題を解決するカギが、「全体最適」の視点です。

全体最適とは、個々の部分ではなく、全体として最善の結果を得ることを重視する考え方です。

目の前のタスクだけでなく、「このプロジェクト全体でのゴールは何か」「チーム全体としての成果は何か」「会社全体にとっての価値は何か」という視点で考えることで、本当に優先すべきことが見えてきます。


2. 「全体最適」とは何か

2-1. 部分最適 vs 全体最適

部分最適とは、個々の部分やタスクだけを最適化することです。 全体最適とは、全体として最善の結果を得ることを目指すことです。

視点 部分最適 全体最適
個人の仕事 自分の担当だけ効率化 チーム全体の成果を最大化
プロジェクト 自分のタスクだけ完璧に プロジェクト全体の成功を重視
チーム 自分の評価だけ考える チーム全体の評価を考える
会社 部門の成果だけ追求 会社全体の利益を最大化

2-2. なぜ全体最適が重要なのか

例:部分最適の落とし穴

営業部門が「今月の売上目標を達成するために大量受注した」とします。しかし、製造部門のキャパシティを超えていたため、納期遅延が発生し、顧客からのクレームが増加。結果として、会社全体の評価が下がってしまった…

これは、営業部門が「部分最適」を追求した結果、「全体最適」を損なった例です。

全体最適の視点があれば…

「製造部門のキャパシティを確認してから受注する」「納期に余裕を持たせる」といった判断ができ、会社全体として良い結果を得られたはずです。

2-3. 個人レベルでの全体最適

全体最適は、組織レベルだけでなく個人レベルでも重要です。

場面 部分最適 全体最適
タスク管理 目の前のタスクをこなす ゴールから逆算してタスクを選ぶ
時間管理 全部やろうとする 重要なことに集中する
報告 自分の進捗だけ報告 全体の進捗に影響する情報を報告
協力 自分の仕事だけやる 他の人の仕事を助ける

3. 全体最適から逆算する優先順位の決め方

3-1. ステップ1:「ゴール」を明確にする

まず、最終的なゴールを明確にします。

レベル 問いかけ
今日のゴール 今日、最も達成したいことは何か?
今週のゴール 今週、最も重要な成果は何か?
今月のゴール 今月、達成すべき目標は何か?
プロジェクトのゴール このプロジェクトの成功とは何か?
チームのゴール チーム全体として達成したいことは何か?

ゴールが明確になると、何が「重要」かが見えてきます。

3-2. ステップ2:逆算してタスクを洗い出す

ゴールから逆算して、必要なタスクを洗い出します。

例:「今週中に企画書を完成させる」がゴールの場合

ゴール:金曜日に企画書を完成させる
↓
木曜日:最終チェック、修正
↓
水曜日:資料を完成させる
↓
火曜日:資料を8割完成
↓
月曜日:構成を決める、情報収集

この逆算によって、今日やるべきことが明確になります。

3-3. ステップ3:重要度を評価する

洗い出したタスクの重要度を評価します。

重要度の評価基準:

基準 質問
ゴールへの貢献度 このタスクをやらないと、ゴールが達成できなくなるか?
影響範囲 このタスクは他の人やプロジェクトに影響するか?
代替可能性 このタスクは自分しかできないか?他の人でもできるか?
取り返しのつきやすさ 後からやり直しがきくか?きかないか?

3-4. ステップ4:緊急度を評価する

次に、緊急度を評価します。

緊急度 定義
今日中に対応が必要
今週中に対応が必要
来週以降でも問題ない

3-5. ステップ5:優先順位を決定する

重要度と緊急度を掛け合わせて、優先順位を決定します。

優先度 重要度 緊急度 対応
最優先 すぐにやる
スケジュールに入れる
効率的にこなす、委任する
後回し、やらない判断も

4. すぐに使える優先順位フレームワーク

4-1. アイゼンハワー・マトリクス

最も有名な優先順位フレームワークです。

緊急 緊急でない
重要 第1領域:今すぐやる 第2領域:スケジュールする
締め切りのある仕事、クレーム対応、緊急会議 計画立案、スキルアップ、人間関係構築
重要でない 第3領域:委任する 第4領域:やらない
一部の電話・メール、一部の会議 暇つぶし、無駄な会議、過度なSNS

ポイント:

  • 第1領域は減らす努力をする
  • 第2領域に時間を投資する
  • 第3領域は人に任せる
  • 第4領域は思い切ってやめる

4-2. MoSCoW法

プロジェクト管理でよく使われるフレームワークです。

カテゴリ 意味
Must 必須、これがないと成立しない コア機能の実装
Should やるべき、重要だが必須ではない ユーザビリティ改善
Could できればやりたい あると嬉しい機能
Won't 今回はやらない 次フェーズに持ち越し

4-3. ABCDE法

タスクを5段階で評価するシンプルな方法です。

ランク 意味 対応
A 最重要、やらないと重大な結果 最優先で取り組む
B 重要、やらないと困る Aの後に取り組む
C やった方がいい B完了後に検討
D 委任できる 他の人に任せる
E 不要 思い切って削除

5. 優先順位を「見える化」するツールと使い方

5-1. タスクリストの作り方

基本のタスクリスト:

No タスク 重要度 緊急度 期限 所要時間
1 企画書作成 金曜日 3時間
2 A社へメール返信 今日 15分
3 週次レポート作成 金曜日 1時間
... ... ... ... ... ...

5-2. 今日のTOP3を決める

毎朝、**「今日の最重要タスク3つ」**を決めます。

今日のTOP3:
1. 企画書の構成を完成させる
2. A社への見積もり送付
3. 週次ミーティングの準備

これだけは必ずやる、という3つを決めることで、迷いがなくなります。

5-3. 時間ブロッキング

重要なタスクは、カレンダーに時間をブロックしてしまいましょう。

9:00-11:00 企画書作成(集中時間)
11:00-12:00 メール対応
13:00-14:00 A社訪問準備
... 

時間を確保しておかないと、緊急の依頼や会議に埋まってしまいます。


6. 上司から「優先順位が違う」と言われないために

6-1. 上司の視点を理解する

上司と自分で「優先順位」が違う場合、多くは**「見ている範囲」が違う**ことが原因です。

あなたの視点 上司の視点
自分のタスク チーム全体のタスク
今日の仕事 今月の成果
担当業務 部署全体の目標

上司は、あなたより広い範囲を見ています。だから、「全体最適」の視点では、優先順位が違って見えることがあるのです。

6-2. 優先順位を確認する習慣

判断に迷ったら、上司に確認する習慣をつけましょう。

確認の仕方:

「〇〇と△△のタスクがあるのですが、どちらを優先すべきでしょうか?」
「今週は□□を最優先にしようと思っていますが、問題ないでしょうか?」

確認することで、認識のズレを防げます。

6-3. 報告で認識を合わせる

定期的に報告することで、優先順位の認識を合わせましょう。

「今日は〇〇を最優先で進めます」
「今週は△△に集中します。□□は来週に回しても問題ないでしょうか?」

よくある質問(FAQ)

Q1. すべてのタスクが「緊急かつ重要」に見えてしまいます。

A. 「やらないとどうなるか」を考えてみましょう。

本当に「やらないと重大な問題が起きる」タスクはそう多くありません。「やらなくても大きな問題にならない」タスクは、実は緊急でも重要でもない可能性があります。

Q2. 上司から急な依頼が来ると、計画が崩れてしまいます。

A. 予めバッファを設けておきましょう。

1日の3割程度は「予備時間」として確保しておくと、急な依頼にも対応しやすくなります。

Q3. 優先順位を決めても、結局全部やることになります。

A. 「やらない」「後でやる」「人に任せる」という選択肢を持ちましょう。

すべてをやる必要はありません。優先度の低いものは、やらない・後回し・委任するという判断も必要です。

Q4. 重要だけど緊急でないタスクに手をつけられません。

A. カレンダーに時間をブロックしましょう。

「重要だけど緊急でない」タスクは、予め時間を確保しておかないと永遠に着手できません。カレンダーに「このタスクをやる時間」として入れてしまいましょう。

Q5. 優先順位を決めるのに時間がかかりすぎます。

A. 毎日5分のルーティンにしましょう。

朝一番に5分だけ、「今日のTOP3」を決める習慣をつけましょう。慣れれば数分で終わります。

Q6. チームで優先順位の認識がバラバラです。

A. チームでゴールと優先順位を共有しましょう。

週に1回、チームで「今週の最優先事項」を確認する時間を設けると、認識が揃いやすくなります。

Q7. 自分で優先順位を決めていい範囲が分かりません。

A. 判断に迷ったら上司に確認しましょう。

最初のうちは「〇〇を優先しようと思いますがいいですか?」と確認する習慣をつけましょう。慣れてくると、自分で判断できる範囲が分かってきます。

Q8. 長期的に重要なことと、目の前の業務のバランスが取れません。

A. 週に1〜2時間は「長期的に重要なこと」に使う時間を確保しましょう。

毎日少しずつでもいいので、スキルアップや将来のための時間を意識的に確保しましょう。


まとめ

優先順位をつけられない原因の多くは、「全体像が見えていない」ことにあります。全体最適の視点から逆算して考えることで、本当に優先すべきことが見えてきます。

この記事の要点

ステップ 内容
1. ゴールを明確にする 何を達成したいのかを明確に
2. 逆算してタスクを洗い出す ゴールから逆算して必要なタスクを特定
3. 重要度を評価する ゴールへの貢献度で評価
4. 緊急度を評価する いつまでに対応が必要かで評価
5. 優先順位を決定する 重要度×緊急度で優先順位を決定

優先順位を決める10か条

  1. 「全体像」を把握してから判断する
  2. ゴールから逆算して考える
  3. 「重要」と「緊急」を区別する
  4. 「第2領域」に時間を投資する
  5. 毎日「TOP3」を決める
  6. 時間をブロックする
  7. 「やらない」という判断も持つ
  8. 迷ったら上司に確認する
  9. 報告で認識を合わせる
  10. 週に1回、優先順位を見直す

今日からのアクションプラン

  1. 今日:今日のTOP3を決める
  2. 今週:アイゼンハワー・マトリクスで1週間のタスクを整理する
  3. 今月:毎朝5分の優先順位決めを習慣化する

関連記事

Cheese Editorial Team
AUTHOR

Cheese Editorial Team

キャリア・自己理解メディア

アソベンチャー・チーズ編集部。日々の感情ログとAI分析で「隠れた強み」と「価値観」を可視化するキャリアスタジオを運営しています。

SHARE THIS ARTICLE

このキャリアについて相談する

アソベンチャーチーズでは、あなたのスキルに合った副業案件を無料で診断します。
まずはカジュアル面談から。

キャリア相談を予約する