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就活コラム

【2026年最新】PDCAは古い?今すぐ使える「振り返り」フレームワーク5選|成長を加速させる方法

2026年1月13日
更新: 2026年1月13日
Cheese Editorial Team
15分で読めます
【2026年最新】PDCAは古い?今すぐ使える「振り返り」フレームワーク5選|成長を加速させる方法

はじめに

「振り返りをしろと言われても、何をどうすればいいか分からない」 「PDCAはやっているけど、正直形骸化していて意味を感じない」 「もっと効果的に成長できる振り返り方法はないのだろうか」 「忙しくて振り返りの時間なんて取れない」

こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

「振り返り」は成長に欠かせないプロセスです。しかし、多くの人が正しい振り返りの方法を知らないまま、なんとなく済ませてしまっています。

特に有名な「PDCA」は、多くの企業で導入されていますが、実際には**「形だけのPDCA」**になっていることが少なくありません。毎週PDCAシートを書いているけど、書くこと自体が目的になってしまい、実際の改善につながっていない…そんな経験はありませんか?

この記事では、PDCAを超える5つの振り返りフレームワークを紹介します。それぞれの特徴、使いどころ、具体的な実践方法まで詳しく解説します。状況に応じて使い分けることで、振り返りの質が劇的に向上し、成長スピードが加速します。

この記事を読むと分かること:

  • PDCAの問題点と限界
  • 今すぐ使える5つの振り返りフレームワーク
  • 各フレームワークの特徴と最適な使用場面
  • 振り返りを習慣化するための具体的な方法
  • 忙しい人でも続けられる「5分振り返り」のやり方
  • 今日から始められるアクションプラン

新入社員からマネージャーまで、すべてのビジネスパーソンに役立つ内容です。


1. PDCAの問題点と限界

1-1. PDCAとは何か

まず、PDCAについて簡単におさらいしましょう。

PDCAは、品質管理の父と呼ばれるW・エドワーズ・デミングが提唱した改善サイクルです。

ステップ 意味 内容
P(Plan) 計画 目標を設定し、計画を立てる
D(Do) 実行 計画に基づいて実行する
C(Check) 評価 結果を検証する
A(Action) 改善 検証結果に基づいて改善する

このサイクルを回すことで、継続的な改善が可能になるという考え方です。

1-2. PDCAが「形骸化」する理由

PDCAは優れたフレームワークですが、多くの組織で形骸化しています。

PDCAが形骸化する主な理由:

問題点 具体例
Planに時間をかけすぎる 計画段階で完璧を求め、実行に移れない
Checkが曖昧 「頑張った」「まあまあ」など定性的な評価
Actionが次のPlanに反映されない 改善点を特定しても、次に活かされない
サイクルが遅い 週1回、月1回のPDCAでは変化に追いつけない
書くことが目的になる PDCAシートを埋めることが目的化

「形だけのPDCA」の典型例:

  • 毎週PDCAシートを書いているが、誰もフィードバックしない
  • 「継続」「改善」と書くが、具体的なアクションがない
  • 先週と同じ課題が今週も書かれている
  • PDCAを書いた後、見返すことがない

1-3. PDCAの限界

PDCAには、構造的な限界もあります。

PDCAの限界:

限界 説明
変化のスピードに対応できない 週1回のサイクルでは、日々の変化に追いつけない
予測可能な状況を前提としている 不確実性の高い状況では、計画通りにいかない
個人の内省に不向き 業務改善向けで、自己成長の振り返りには適さない
ネガティブな振り返りになりがち 「できなかったこと」に焦点が当たりやすい

1-4. PDCAを超えるために

PDCAの限界を補うために、状況に応じた複数のフレームワークを使い分けることをおすすめします。

次章では、PDCAに代わる(または補完する)5つの振り返りフレームワークを紹介します。


2. 今すぐ使える振り返りフレームワーク5選

2-1. 【フレームワーク①】KPT法

最もおすすめの振り返りフレームワークです。シンプルで分かりやすく、個人でもチームでも使えます。

KPTとは:

要素 意味 問いかけ
K(Keep) 続けること うまくいっていること、継続すべきことは何か?
P(Problem) 問題点 うまくいかなかったこと、課題は何か?
T(Try) 試すこと 次に試してみること、改善アクションは何か?

KPT法の特徴:

特徴 内容
シンプル 3つの項目だけで完結
ポジティブ 「Keep」から始めることで、良い点にも目が向く
アクション志向 「Try」で次の行動が明確になる
汎用性が高い 個人、チーム、プロジェクト、日次、週次など何にでも使える

KPTの具体例(日次振り返り):

【K:Keep(続けること)】
- 朝一番にメールチェックをして即レスできた
- 会議中にメモを取る習慣が続いている

【P:Problem(問題点)】
- 午後に集中力が切れて、作業効率が落ちた
- 〇〇さんへの報告が遅れた

【T:Try(試すこと)】
- 明日は昼食後に5分間ストレッチをしてみる
- 報告事項はその日のうちに済ませるルールを作る

KPTを効果的に行うコツ:

  1. Keepから始める(ポジティブな気持ちで振り返れる)
  2. Problemは「事実」を書く(感情的にならない)
  3. Tryは「具体的な行動」を書く(「頑張る」ではなく「〇〇する」)
  4. 数を絞る(各項目2〜3個が適切)

2-2. 【フレームワーク②】YWT法

日本発のシンプルな振り返りフレームワークです。KPTと似ていますが、時系列で振り返る点が特徴です。

YWTとは:

要素 意味 問いかけ
Y(やったこと) 事実 今日(今週)何をやったか?
W(わかったこと) 学び そこから何を学んだか?何に気づいたか?
T(次にやること) 行動 次に何をやるか?

YWT法の特徴:

特徴 内容
時系列で考えやすい 「やったこと」から始めるので、振り返りやすい
学びを言語化できる 「わかったこと」で内省が深まる
日本語で覚えやすい 「やった・わかった・次やる」と覚えられる

YWTの具体例(週次振り返り):

【Y:やったこと】
- 新規プロジェクトの企画書を作成した
- クライアントとの定例会議を3回実施した
- チームメンバーへの中間レビューを実施した

【W:わかったこと】
- 企画書は細かく書きすぎると伝わりにくいことがわかった
- クライアントは「スピード」を重視していることがわかった
- 中間レビューを早めにやると、手戻りが減ることがわかった

【T:次にやること】
- 次の企画書は「1枚サマリー」から作成する
- クライアントへの報告は即日を心がける
- 大きなタスクは25%完了時点でレビューを受ける

KPTとYWTの使い分け:

フレームワーク 向いている場面
KPT 課題解決・改善に重点を置きたい時
YWT 学びの言語化・自己成長に重点を置きたい時

2-3. 【フレームワーク③】OODA(ウーダ)ループ

変化の激しい状況に適した意思決定フレームワークです。元々は軍事戦略から生まれました。

OODAとは:

要素 意味 内容
O(Observe) 観察 状況を観察する、情報を集める
O(Orient) 状況判断 観察結果を分析し、状況を理解する
D(Decide) 意思決定 何をするか決める
A(Act) 行動 決定に基づいて行動する

OODAループの特徴:

特徴 内容
スピードが速い PDCAより短いサイクルで回せる
不確実性に強い 変化に応じて柔軟に対応できる
観察重視 「計画」より「観察」から始める

PDCAとOODAの違い:

項目 PDCA OODA
起点 計画(Plan) 観察(Observe)
サイクル速度 遅い(週次、月次) 速い(日次、リアルタイム)
適した状況 安定した環境 変化の激しい環境
重視すること 計画通りに進める 状況に応じて変える

2-4. 【フレームワーク④】4行日記

毎日続けられる超シンプルな振り返りです。忙しい人におすすめ。

4行日記とは:

内容
1行目 事実(今日あったこと) 「新規プロジェクトの企画書を完成させた」
2行目 発見(気づいたこと) 「締め切りが近いと集中力が上がることに気づいた」
3行目 教訓(学んだこと) 「大きなタスクは細かく締め切りを設けると良い」
4行目 宣言(明日やること) 「明日は午前中に報告書の骨子を作る」

4行日記の特徴:

特徴 内容
5分で完了 4行だけなので、忙しくても続けられる
毎日の積み重ね 毎日の小さな振り返りが大きな成長につながる
内省が深まる 「発見」「教訓」で自分の思考を言語化できる

2-5. 【フレームワーク⑤】Start/Stop/Continue

シンプルかつ行動変容に直結するフレームワークです。

Start/Stop/Continueとは:

要素 意味 問いかけ
Start 始めること 新しく始めるべきことは何か?
Stop やめること やめるべきことは何か?
Continue 続けること 続けるべきことは何か?

特徴:

  • 「やめること」を明確にできる(KPTにはない視点)
  • 行動変容に直結(何を始め、やめ、続けるかが明確)
  • 時間がかかる振り返りにはならない(3つの視点のみ)

具体例:

【Start(始めること)】
- 朝の10分間、今日のタスク整理をする
- 週1回、上司との1on1で進捗報告

【Stop(やめること)】
- ダラダラ残業(19時には退社する)
- SNSをだらだら見る(仕事中は通知オフ)

【Continue(続けること)】
- 朝一番のメール処理
- 週次レポートの提出

3. 場面別:最適なフレームワークの選び方

3-1. フレームワーク選択の基準

場面 おすすめフレームワーク 理由
日次の振り返り 4行日記、YWT シンプルで毎日続けられる
週次の振り返り KPT、YWT 課題と学びを整理しやすい
プロジェクト終了後 KPT 成功点と課題を明確にできる
変化の激しい環境 OODA 素早く状況に対応できる
習慣の見直し Start/Stop/Continue 行動変容に直結する
チームの振り返り KPT チームで共有しやすい

3-2. 目的別の使い分け

目的 おすすめフレームワーク
自己成長したい YWT、4行日記
業務効率を上げたい KPT、OODA
習慣を変えたい Start/Stop/Continue
失敗から学びたい KPT、YWT
素早く改善したい OODA

3-3. 組み合わせて使う

複数のフレームワークを組み合わせることで、より効果的な振り返りができます。

おすすめの組み合わせ:

パターン 内容
日次:4行日記 + 週次:KPT 毎日の積み重ねを週次で整理
日次:OODA + 週次:YWT 素早く行動しながら、週次で学びを整理
毎月:Start/Stop/Continue 月に一度、習慣を見直す

4. 振り返りを習慣化する方法

4-1. 習慣化のための3つの原則

原則①:時間を決める

振り返りを「いつやるか」を決めておくことが重要です。

タイミング おすすめの振り返り
毎日退社前5分 4行日記、YWT
毎週金曜日の終業前 KPT、YWT
毎月最終日 Start/Stop/Continue
プロジェクト完了時 KPT

原則②:場所を決める

振り返りをする「場所」も決めておくと、習慣化しやすくなります。

  • デスクで行う
  • カフェで行う
  • 通勤電車で行う

原則③:ツールを決める

振り返りを記録する「ツール」を決めておきましょう。

ツール メリット デメリット
紙のノート 自由度が高い、記憶に定着しやすい 検索しにくい
デジタルノート(Notion等) 検索しやすい、どこでも見返せる スマホいじりと混同しやすい
スプレッドシート 一覧性が高い、分析しやすい 手軽さに欠ける

4-2. 振り返りを続けるコツ

コツ①:完璧を求めない

毎日完璧な振り返りをしようとすると、続きません。**「書かないより、雑に書く方がマシ」**くらいの気持ちで取り組みましょう。

コツ②:ハードルを下げる

最初は「1行だけ書く」から始めても良いです。ハードルを下げて、まず習慣化することを優先しましょう。

コツ③:効果を実感する

1ヶ月続けたら、振り返りを見返してみましょう。自分の成長を実感できると、続けるモチベーションになります。

4-3. 振り返りが続かない人の共通点

続かない理由 対策
時間がないと感じる 5分に短縮、通勤時間を活用
何を書けばいいかわからない テンプレートを使う(KPT等)
書いても意味を感じない 1ヶ月後に見返す習慣をつける
継続できない自分を責める 完璧を求めない、1行から始める

5. 忙しい人のための「5分振り返り」

「振り返りに時間をかけられない」という方のために、5分で完了する振り返り方法を紹介します。

5-1. 5分振り返りのやり方

ステップ1(1分):今日やったことを3つ書く

  • 箇条書きでOK
  • 大きなことでなくてもOK

ステップ2(2分):一番の気づきを1つ書く

  • 「〇〇だと思った」「△△に気づいた」

ステップ3(1分):明日やることを1つ書く

  • 具体的な行動を1つだけ

ステップ4(1分):今日の自分を一言で評価

  • 「まあまあ」「頑張った」「反省」など

5-2. 5分振り返りテンプレート

【日付】〇月〇日(〇)

【今日やったこと(3つ)】
1. 
2. 
3. 

【一番の気づき】


【明日やること(1つ)】


【今日の自分(一言)】

5-3. さらに時間がない人へ

1行振り返り

どうしても時間がない日は、1行だけ書きましょう。

「今日一番の気づきは?」

この1行だけでも、振り返りを続ける効果があります。


6. チームでの振り返りを成功させるコツ

6-1. チーム振り返りの基本

チームでの振り返りには、KPTが最も適しています。

チームKPTの進め方:

ステップ 内容 時間目安
1. 個人ワーク 各自がKPTを書き出す 5分
2. 共有 順番に発表する 10分
3. 議論 共通点や重要な点を議論 10分
4. アクション決定 Tryを具体的なアクションに落とす 5分

6-2. チーム振り返りの注意点

注意点 対策
発言しにくい雰囲気 最初に個人で書く時間を設ける
批判的になりがち Keepから始める、人ではなく事象を議論
アクションが曖昧 「誰が」「何を」「いつまでに」を明確に
毎回同じ課題が出る 前回のTryの振り返りから始める

6-3. 心理的安全性の確保

チーム振り返りを成功させるためには、心理的安全性が不可欠です。

心理的安全性を高める工夫:

  • ファシリテーターを置く(できれば参加者以外)
  • 「人」ではなく「事象」を議論する
  • 良い点から始める(Keepから)
  • 発言を否定しない
  • 上司から意見を言わない(最後に発言する)

よくある質問(FAQ)

Q1. どのフレームワークから始めるのがおすすめですか?

A. まずは「KPT」から始めることをおすすめします。

シンプルで汎用性が高く、個人でもチームでも使えます。KPTに慣れたら、目的に応じて他のフレームワークも試してみてください。

Q2. 振り返りはどのくらいの頻度でやるべきですか?

A. 理想は「日次」ですが、まずは「週次」から始めましょう。

毎日が難しければ、週に1回からでOKです。大切なのは「続けること」です。

Q3. 振り返りを書いても見返さないのですが…

A. 月に1回、振り返りを見返す時間を設けましょう。

月末に30分、過去1ヶ月の振り返りを見返すと、自分の成長や傾向が見えてきます。これが続けるモチベーションになります。

Q4. チームの振り返りで本音が出ません。

A. 心理的安全性を高める工夫をしましょう。

匿名で書かせる、外部のファシリテーターを入れる、上司は最後に発言する、などの工夫が有効です。

Q5. PDCAとKPTはどう使い分けますか?

A. 長期プロジェクトはPDCA、短期・日常的な振り返りはKPTが向いています。

PDCAは「計画→実行→検証→改善」の長いサイクルに適しています。一方、KPTは素早い振り返りと改善に適しています。

Q6. 振り返りが形骸化しないためには?

A. 「Try」を必ず次のアクションに反映させることです。

振り返りで出た「やること」を実際に行動に移し、次の振り返りでその結果を確認する。このサイクルを回すことで、形骸化を防げます。

Q7. オンラインでの振り返りは効果がありますか?

A. はい、効果があります。むしろ記録が残りやすいメリットがあります。

MiroやFigJamなどのオンラインホワイトボードを使うと、チームでの振り返りも効果的に行えます。

Q8. 新入社員は振り返りをどう活用すればいいですか?

A. 日次のYWTまたは4行日記がおすすめです。

「やったこと」「わかったこと」を毎日言語化することで、学習効率が大幅に上がります。先輩に見てもらうとフィードバックももらえます。


まとめ

振り返りは成長に欠かせないプロセスです。しかし、正しい方法を知らないと効果が薄れます。PDCAだけにこだわらず、状況に応じたフレームワークを使い分けることで、振り返りの質が向上し、成長スピードが加速します。

この記事の要点

フレームワーク 特徴 おすすめの場面
KPT シンプルで汎用性が高い 日次〜週次、個人・チーム
YWT 学びの言語化に強い 日次〜週次、自己成長
OODA 変化に素早く対応 変化の激しい環境
4行日記 5分で完了 毎日続けたい人
Start/Stop/Continue 行動変容に直結 習慣の見直し

振り返りを成功させる10か条

  1. 時間・場所・ツールを決める
  2. 完璧を求めない
  3. 小さく始める(1行からでもOK)
  4. Keepから始める(ポジティブに)
  5. Tryは具体的な行動を書く
  6. 月に1回、見返す
  7. 形骸化を防ぐ(Tryを実行する)
  8. チームでも個人でも行う
  9. 状況に応じてフレームワークを使い分ける
  10. とにかく続ける

今日からのアクションプラン

  1. 今日:5分振り返りテンプレートを使って、今日を振り返る
  2. 今週:KPTを使って週末に振り返る
  3. 今月:月末にStart/Stop/Continueで習慣を見直す
  4. 来月:振り返りを見返して、成長を実感する

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アソベンチャー・チーズ編集部。日々の感情ログとAI分析で「隠れた強み」と「価値観」を可視化するキャリアスタジオを運営しています。

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