
医療業界の営業職といえば、製薬会社の「MR」が有名ですが、それと同じくらい重要な存在が**医薬品卸の「MS」**です。
医薬品卸は、製薬メーカーから薬を仕入れ、病院、クリニック、調剤薬局に届ける流通の要です。 「なーんだ、ただの配達でしょ?」と思ったあなた。それは大きな間違いです。
MSは**「Marketing Specialist」**の略。 ドクターや薬剤師に対して、経営のアドバイスをしたり、新薬の情報を伝えたりする、医療現場のコンサルタントのような役割を担っています。
この記事では、医薬品卸の社会的使命、MRとの違い、そして4大グループによる寡占市場の安定性について解説します。
医薬品卸の「MS」を深く理解できてますか?
「MRとMS、併願する時の志望動機の使い分け」
「メディパルとアルフレッサの戦略の違い」
「『激務・薄給』という噂の真相」
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医薬品は、普通の荷物とは違います。 温度管理が厳重だったり、毒薬・劇薬の取り扱い資格が必要だったりします。 そして何より、**「必要な時に届かないと、患者の命に関わる」**商品です。
震災の時でも、台風の時でも、医薬品卸のルートバンは止まりません。 この**「どんな時でも医療を止めない」という誇り**が、この仕事の根本にあります。
業界再編が進み、現在は以下の4グループで市場の9割以上を占めています。
業界トップクラス。物流機能が非常に強く、ALC(高機能物流センター)を展開し、欠品のない流通を実現しています。 日用品卸の「PALTAC」もグループ会社です。
関東・東海・関西に強い地盤を持ちます。 メーカー機能(医薬品製造)も持っており、製販一貫のビジネスモデルを推進しています。
名古屋発祥。メーカー色の強い卸で、独自の患者支援システムや、スペシャリティ医薬品(高額薬)の物流に強みを持っています。
調剤薬局の支援システムや、AIを使った在庫管理など、顧客支援サービス(ソリューション)に力を入れています。
「A社の薬もいいけど、先生のクリニックの患者層なら、B社の薬の方が安いし飲みやすくていいですよ」 といった、中立的な立場での提案ができるのがMSの強みです。
文系出身者が多いです。 担当エリアの病院や薬局を毎日ルート訪問し、注文取り、納品、新製品の紹介、価格交渉を行います。 ドクターとの雑談からニーズ(「新しい検査装置が欲しい」「スタッフが辞めて困っている」)を聞き出し、解決策を提案します。
各物流センターには必ず薬剤師を置くことが法律で決まっています。 薬の品質管理や、MSに対する薬の勉強会(研修)を行う仕事です。
「地域医療の『毛細血管』として、薬と安心を届け続けたい」
私は、医薬品の安定供給を通じて、地域医療の質を底上げしたいと考え、貴社を志望します。
祖母の通う診療所で、先生が「〇〇さん(MS)が教えてくれた新薬、すごく効くみたいだよ」と話しているのを聞き、MSがドクターの診療を支えていることを知りました。
貴社は「ALC」による圧倒的な物流品質と、MSの提案力を掛け合わせ、医療現場の負担軽減に貢献しています。 サークルの広報担当として培った「情報を分かりやすく伝える力」を活かし、忙しいドクターに必要な情報を的確に届け、地域の患者さんの健康に貢献できるMSになりたいです。
ポイント:
A. 全く関係ありません。 MSの多くは文系(経済、法、文など)出身です。入社後に「MR認定試験」の勉強をする機会もありますし、知識は後からついてきます。
A. 朝は早いです。 朝8時頃には会社に行き、検品をして出発します。ただ、夜はそこまで遅くならず、遅くとも19〜20時には退社するケースが増えています。土日はしっかり休めます(当番制で出勤の場合あり)。
A. 製薬メーカー(MR)よりは低いです。 MRが高すぎる(年収1000万〜)だけで、MSも一般的な商社並み(年収500〜800万)には貰えます。安定性は抜群です。
医薬品卸のMSは、**「ドクターの相棒」**です。
毎日顔を合わせるからこそ、本音で相談され、頼りにされる。 派手さはありませんが、地域医療を一番近くで支えているという確かな実感を得られる仕事です。
「『価格交渉』への覚悟をどう伝える?」「4大卸それぞれの社風の違い」
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