
桜が舞い散り、新学期が始まりました。 キャンパスには新入生が溢れていますが、あなたはもう「大学3年生」。 先輩たちから「3年から就活だよ」と脅され、なんとなく不安を感じているかもしれません。 それとも、「まだ遊びたいし、夏からでいいや」と楽観視しているでしょうか。
結論から申し上げます。 4月から就活を意識し始めたあなたは、めちゃくちゃセンスが良いです。
世の中には、大学1年生から長期インターンなどでバリバリ動いている「超早期層(意識高い系)」と、3年の夏休みが終わるまで何もしない「出遅れ層(のんびり系)」がいます。 4月スタートのあなたは、そのちょうど中間に位置します。 まだ焦る必要はありませんが、ここからの過ごし方次第で「勝ち組(納得内定)」にも「負け組(NNT:無い内定)」にもなりうる、運命の分岐点に立っています。
「就活はマラソン」と言われますが、実は4月〜6月の3ヶ月間が最大の勝負所です。 なぜなら、ここでの準備の質が、7月からの「サマーインターン選考」の結果を決め、それが冬の優遇ルート、そして早期内定へとドミノ倒しのように影響するからです。 4月にサボると、6月のエントリーラッシュで必ずパンクします。逆に4月に基礎を固めておけば、6月は余裕を持って「クリックするだけ」の状態になれます。
この記事では、そんな重要な3ヶ月間の過ごし方を徹底的に言語化しました。
これらを、精神論ではなく「具体的なアクションプラン」として提示します。 今日から何をすればいいか、カレンダーを見ながら一緒に計画を立てていきましょう。
なぜ私がこれほどまでに「4月スタート」を推すのか。 それには明確な戦略的理由があります。
多くの人気企業のサマーインターン募集(エントリー)は、6月1日に一斉に始まります。 そして、最初の締め切りは6月中旬〜下旬に来ます。 もし6月から準備を始めたらどうなるでしょう? 「自己分析やってない、ESの書き方分からない、写真撮ってない、Webテストの解き方忘れた…」 パニックになり、質の低いESを出して全落ちします。 4月から動けば、**丸2ヶ月の準備期間(猶予)**があります。 自己分析に1ヶ月かけても、まだ1ヶ月残っています。この心の余裕は、クリエイティブな思考を生むために不可欠です。
夏休みに突貫工事で行う自己分析は、どうしても浅くなります。締め切りに追われているからです。 「えーっと、俺の強みは…粘り強さかな?野球やってたし。よしこれでいこう」 程度の浅い分析では、深掘り面接で「なんで野球だと粘り強さが身につくの?」「他の活動では?」と突っ込まれて即死します。 4月から始めれば、
初めて書くES(エントリーシート)は、間違いなく下手です。 初めて話す志望動機は、間違いなく支離滅裂です。 それは当たり前です。 4月に書いて、キャリアセンターや先輩に見せて、「全然ダメだね」「何が言いたいか分からない」とボロボロに添削される。 この「失敗」を早期に経験できるのが最大のメリットです。 本番(6月)で恥をかかないために、4月・5月はいっぱい恥をかきましょう。 失敗する余裕があることこそ、早期スタートの特権です。
まずは全体像です。この表をスクショして保存してください。
| 月 | 週 | テーマ | To Do リスト | 重要度 |
|---|---|---|---|---|
| 4月 | 第1週 | 大学生活 | 履修登録完了、新歓参加、全休日の確保 | ★★★★★ |
| 第2週 | セットアップ | Gmail作成、ナビ・スカウトサイト登録 | ★★★★☆ | |
| 第3週 | 自己分析開始 | モチベーショングラフ作成、なぜなぜ分析 | ★★★★★ | |
| 第4週 | ガクチカ作成 | エピソード選定、400字下書き作成 | ★★★★★ | |
| 5月 | 第1週 | SPI対策 | 青本購入、模試受験(絶望する) | ★★★★☆ |
| 第2週 | 業界研究 | 業界地図購入、BtoB企業3社ピックアップ | ★★★☆☆ | |
| 第3週 | ES完成 | キャリアセンター添削予約、修正と推敲 | ★★★★★ | |
| 第4週 | 情報収集 | プレエントリーリスト作成、締切管理表作成 | ★★★★☆ | |
| 6月 | 第1週 | エントリー | 一括プレエントリー、説明会予約戦争 | ★★★★★ |
| 第2週 | ES提出 | 完成版ESの提出、OpenWork参照 | ★★★★★ | |
| 第3週 | Webテスト | テストセンター受験、性格検査受検 | ★★★★☆ | |
| 第4週 | 面接対策 | 模擬面接実施、想定問答集作成 | ★★★★★ |
それでは、具体的なスケジュールの詳細解説に入ります。 4月のテーマは「土台作り(セットアップ)」です。家を建てる前の「地盤固め」だと思ってください。
まずは大学生活を固めましょう。 就活のために大学生活を犠牲にするのは本末転倒です。
授業が決まったら、就活モードへの切り替えです。デジタル環境を整えます。
いよいよ自分と向き合います。最初は誰とも話さず、一人でノートに向かってください。
4月の仕上げです。自己分析の結果を文章にします。
GW(ゴールデンウィーク)を挟む5月。 周りが遊んでいる間に、少しだけ差をつけましょう。
GW中にやってほしいのが、Webテスト(SPI)対策です。
4月に書いたガクチカを完成形に近づけます。
6月1日の解禁に向けた準備運動です。
ついに6月1日。就活のゴングが鳴ります。
これらを全てこなすための、理想的な1日のスケジュールを紹介します。 無理のない範囲で真似してください。
| 時間 | アクション | 解説 |
|---|---|---|
| 08 | 起床・ニュースチェック | 朝食を食べながらSmartNewsやNewsPicksを見る(5分)。 |
| 09 | 通学・SPIアプリ | 電車の中で「SPI言語・非言語アプリ」を10問解く。 |
| 10 | 授業 | 授業は真面目に受ける(単位確保)。 |
| 12 | ランチ | 友達と「就活どう?」と情報交換。意識を高め合う。 |
| 13 | 授業・空きコマ | 空き時間があれば図書館へ行き、自己分析ノートを書く。 |
| 17 | 帰宅・バイト | バイトもガクチカのネタ作りだと思って真剣にやる。 |
| 21 | 就活タイム(1時間) | ES作成、企業リサーチ。YouTubeを見る前にまずやる。 |
| 22 | 自由時間 | Netflix、ゲーム、SNS。リフレッシュも大事。 |
| 24 | 就寝 | 6時間以上寝る。睡眠不足は思考力を下げる。 |
| 時間 | アクション | 解説 |
|---|---|---|
| 10 | カフェへ移動 | 家だとダラダラするので、強制的に環境を変える。 |
| 10 | 業界研究 | 業界地図を読んで、気になる企業を3社深掘りする。 |
| 12 | ランチ | 美味しいものを食べてモチベアップ。 |
| 13 | ES推敲 | 今週書いたESを見直し、修正する。 |
| 15 | 終了・遊びへ | メリハリが大事。午後は全力で遊ぶ。 |
行動しようとしても「メールの書き方が分からない」と止まってしまうのはもったいないです。 テンプレートを用意しました。()の部分を書き換えて使ってください。
件名:【OB訪問のお願い】〇〇大学3年 氏名 本文: 〇〇株式会社 営業部 〇〇先輩
突然のご連絡失礼いたします。 〇〇大学〇〇学部の(氏名)と申します。
大学のキャリアセンターの名簿(または〇〇先輩のご紹介)にて先輩のご活躍を拝見し、 ぜひ〇〇業界の現場のお話や、仕事への向き合い方について伺いたく、ご連絡を差し上げました。
現在、私は就職活動に向けて業界研究を進めており、 特に貴社の「(具体的な事業内容や企業理念)」に強い関心を持っております。 お忙しいところ大変恐縮ですが、20分〜30分ほど、オンラインにてお話を伺うお時間をいただけないでしょうか。
下記、私の空き日程の候補を挙げさせていただきます。 ・4月〇日(月)13
〜18 ・4月〇日(火)全日可 ・4月〇日(水)10〜15ご多忙中とは存じますが、ご検討いただけますと幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。
件名:Re:【OB訪問のお願い】〇〇大学3年 氏名 本文: 〇〇株式会社 営業部 〇〇先輩
お世話になっております。 〇〇大学の(氏名)です。
この度は、お忙しい中OB訪問をご快諾いただき、誠にありがとうございます。 また、日程の調整もいただき感謝申し上げます。
ご指定いただきました下記日程にて、よろしくお願いいたします。
日時:4月〇日(月)14
〜14 場所:オンライン(Zoom) ※別途、ZoomのURLを発行して改めてお送りいたします。当日は、先輩の具体的な業務内容や、就職活動時の経験談などについて伺いたく考えております。 貴重なお時間をいただきますので、しっかりと準備して参ります。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。
(以下署名)
「最後に質問はありますか?」と言われた時の鉄板ネタです。
最後に、張り切りすぎて失敗しないための注意点です。
就活に熱中するあまり、授業を切って単位を落とすのが一番愚かです。 3年で単位を落とすと、4年次に再履修(留年リスク)が発生します。 4年生の春は、本選考の面接ラッシュです。そこに「必修授業」が重なると、面接に行けなくなり物理的に詰みます。 3年の前期でフル単を取る勢いで勉強し、4年は「卒論だけ」の状態にするのが最強の就活対策です。
就活セミナーへの参加、OB訪問、Twitterでの発信…。 行動することは素晴らしいですが、それで「やった気」にならないこと。 どんなに意識が高くても、手元に「完成したES」と「SPIの学習記録」がなければ、内定には1ミリも近づいていません。 インプット(意識)より、アウトプット(成果物)を重視してください。
4月からフルスロットルで飛ばすと、夏前に息切れします。 「土日は就活をしない」「夜22時以降はNetflixを見る」など、必ず自分のリフレッシュルールを決めてください。 就活は長距離走です。ペース配分が命です。
冒頭でも触れましたが、就活にはお金がかかります(平均15万円)。 特に夏はインターンへの参加費(交通費・宿泊費が支給されない場合もある)、カフェ代、飲み物代などで出費がかさみます。 4月・5月のうちに「就活資金」を貯めておきましょう。
お金の余裕は心の余裕です。「交通費がないからインターンに行けない」という悲劇だけは避けてください。
A. できます。むしろ忙しい人の方が受かります。 「時間がないからできない」のではなく、「時間がないから効率的にやる」習慣がつくからです。 また、面接でも「サークル活動(リーダー等の責任)と就活をどう両立したか(タスク管理能力)」について語れば、強いアピール材料になります。辞める必要はありませんが、幹部代交代の時期などは仲間に相談して負担を減らしてもらいましょう。
A. 目標は20社エントリー、3〜5社参加です。 「そんなに!?」と思うかもしれませんが、人気企業のサマーインターン選考倍率は本選考並みか、それ以上に高いです(平気で落ちます)。 20社出して、書類通過が10社、面接通過が3社…というのがリアルな数字です。 「全落ち」のリスクを避けるためにも、数を打つことは重要です。
A. 就活のために始めるなら、優先順位は低いです。 「TOEICがあった方が有利かな?」と思って今から勉強を始めても、結果が出るのは数ヶ月後です。 その時間を自己分析やOB訪問に使った方が、即効性があります。 ただし、「英語を使う仕事がしたい(商社・外資)」という明確な目標があるなら、並行して頑張りましょう。 簿記やFPなどは、内定後に取れば十分です。
A. 就活です。 厳しいことを言いますが、就活は人生のキャリアを決める重要なイベントです。 「デートしたいから説明会に行かない」というのは、将来の自分に対する裏切りです。 本当に良いパートナーなら、就活を応援してくれますし、会えない時間も待ってくれます。 「就活が終わったら美味しいものを食べに行こう」と約束して、今は自分の将来に向き合いましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 4月の時点でここまで真剣に情報を集めているあなたなら、きっと大丈夫です。
最後に一つだけ覚えておいてください。 「4月にやる1時間の準備は、3月にやる10時間の挽回に匹敵する」
就活解禁直前(3月)になって慌ててやる自己分析は、焦りもあって精度が低く、時間ばかりかかります。 しかし、今の時期に行う自己分析は、冷静に自分を見つめ直す豊かな時間になります。 早ければ早いほど、少ない労力で大きな成果が出ます。 夏になって汗だくで焦るより、春の涼しい風の中でスマートに準備を終わらせましょう。
さあ、まずはスマホのカレンダーを開いて。 今週末の土曜日の朝10時に「カフェで自己分析」と書き込んでください。 あなたの最高のスタートダッシュを応援しています!
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