
「就活って、いつから始めればいいの?」
2026年3月に卒業予定の皆さん(26卒)にとって、これは最も切実な疑問ではないでしょうか。
結論から言えば、26卒の就活は、すでに始まっています。
政府が定める公式スケジュールでは、企業の広報活動解禁は「大学3年生の3月1日」、採用選考活動開始は「大学4年生の6月1日」とされています。しかし、実態は大きく異なります。
最新の調査データによると、**26卒の61.6%**が「卒業年次前年の9月まで」に就職活動を開始しており、2017年卒(10.8%)と比較して50ポイント以上も早期化しています。さらに、**2025年2月時点で約40%**の学生がすでに内々定を獲得しているのです。
この記事では、26卒の就活スケジュールを月別に完全網羅し、「いつ」「何を」すべきかを明確にします。政府ルールと実態のギャップを理解し、ライバルに差をつける戦略的なスケジュールを立てましょう。
まずは、政府が経団連加盟企業に求めている公式スケジュールを確認しましょう。
| 時期 | 活動内容 |
|---|---|
| 大学3年生 3月1日以降 | 広報活動解禁(会社説明会、エントリー受付開始) |
| 大学4年生 6月1日以降 | 採用選考活動解禁(面接、筆記試験) |
| 大学4年生 10月1日以降 | 正式内定日 |
このスケジュールは、学業との両立を目的として設定されています。しかし、多くの企業、特に外資系やベンチャー、中小企業はこのルールに縛られておらず、実態は大きく異なります。
では、実際の企業はいつから選考を開始しているのでしょうか。
25卒採用における企業の選考開始時期(実績)
| 選考手法 | 卒業年次前年2月までに開始した企業の割合 |
|---|---|
| Web面接 | 49.2% |
| 対面面接 | 38.6% |
約半数の企業が、3月の広報活動解禁より前に実質的な選考を開始しているのです。
26卒採用ではさらに早期化が進む見込み
| 選考手法 | 卒業年次前年2月までに開始予定の企業の割合 |
|---|---|
| Web面接 | 61.8% |
| 対面面接 | 51.2% |
つまり、26卒では6割以上の企業が2月までに選考を開始することが予想されています。「3月から就活を始める」という発想では、すでに出遅れている可能性が高いのです。
26卒からは、就活ルールに重要な変更が加わりました。
専門活用型インターンシップ(タイプ3)に参加した学生については、企業は3月1日以降であれば6月を待たずに採用選考を開始できるようになりました。
つまり、インターンシップ参加者は最大3ヶ月早く選考に進めるということです。これにより、インターンシップへの参加がこれまで以上に重要になっています。
ここからは、具体的な月別のアクションプランを解説します。
この時期の目標:就活の全体像を把握し、自己分析を開始する
自己分析の開始
業界研究の開始
就活準備イベントへの参加
この時期は「焦る必要はないが、動き出すべき」タイミングです。特に自己分析は時間がかかるため、早めに着手しておくことで後の選考でブレない軸を持てます。
この時期の目標:サマーインターンシップに参加し、業界・企業理解を深める
サマーインターンシップへのエントリー
インターンシップ選考対策
サマーインターンシップへの参加
26卒のインターンシップ・仕事体験への参加率は85.3%、平均参加社数は5.2社に達しています。参加しないことは、情報面でも選考機会面でも大きなハンデになります。
サマーインターンシップは早期選考への切符です。特に大手企業では、インターンシップ参加者限定の早期選考ルートを設けているケースが多くあります。「インターンシップは本選考に関係ない」という時代は終わりました。
この時期の目標:志望企業・業界を絞り込み、本選考への準備を本格化
サマーインターンシップの振り返り
秋冬インターンシップへのエントリー
OB・OG訪問の開始
ES・面接対策の強化
この時期は**「絞り込み」と「深掘り」**がテーマです。サマーインターンで広げた視野を、秋以降は絞り込んでいきます。OB・OG訪問を通じて、ネットでは得られないリアルな情報を収集しましょう。
この時期の目標:早期選考に参加し、内定獲得を目指す
早期選考へのエントリー
本選考ESの作成
筆記試験対策の追い込み
理系学生の場合、8割が12月までに志望業界・職種を決定しています。文系学生もこの時期には方向性を固めておくことが望ましいでしょう。
この時期の目標:3月の広報活動解禁に向けた最終準備を完了する
冬インターンシップへの参加
プレエントリーの開始
ESの完成
面接対策の総仕上げ
2月は**「最後の準備期間」**です。3月以降は説明会や選考で忙殺されるため、この時期にESと面接対策を完成させておくことが重要です。
この時期の目標:説明会参加とES提出を効率的にこなす
会社説明会への参加
ESの提出
Webテスト受験
3月上旬時点での内々定率は前年を上回るペースで推移しており、早期に動いた学生ほど有利な状況が続いています。
この時期の目標:面接を突破し、内々定を獲得する
面接対応
内々定への対応
持ち駒の補充
この時期は精神的にも肉体的にも消耗します。睡眠・食事・運動を意識し、コンディションを維持しましょう。1社落ちても気にせず、次に切り替えることが大切です。
この時期の目標:大手企業の選考を突破し、内々定を獲得する
大手企業の本選考
複数内々定の場合の意思決定
**2025年6月1日時点での内定率は81.6%**に達しています。つまり、6月時点で8割以上の学生が内々定を持っている状況です。
この時期の目標:入社先を最終決定し、残りの学生生活を充実させる
内々定先の最終決定
内定辞退の連絡
内定者イベントへの参加
この時期の目標:正式内定を受け、入社に向けた準備を開始
内定式への出席
入社に向けた準備
ここで、26卒の内定率推移を確認しましょう。この data を見れば、「いつまでに動き出すべきか」が明確になります。
| 時期 | 内定率 | 備考 |
|---|---|---|
| 2月1日時点 | 39.3%〜39.9% | 約4割がすでに内々定獲得 |
| 4月1日時点 | 61.6% | 約6割が内々定保有 |
| 6月1日時点 | 81.6% | 約8割が内々定保有 |
| 7月時点 | 81.4% | 高水準を維持 |
| 10月中旬時点 | 90.5% | 9割超が内々定保有 |
就活開始時期:大学3年生の5月 インターンシップ参加数:8社 内定獲得時期:大学3年生の2月(早期選考)
「サマーインターンシップに参加した企業から、秋に早期選考の案内が来ました。12月に1次面接、1月に最終面接、2月に内々定をいただきました。早く動き始めたことで、4年生の春以降は卒論に集中できました。」
就活開始時期:大学3年生の4月 インターンシップ参加数:12社 内定獲得時期:大学3年生の12月
「理系ですが、研究職ではなくビジネス職を志望していたため、早めに動きました。夏と秋のインターンシップで合計12社に参加し、最も社風が合った企業から12月に内定をいただきました。」
就活開始時期:大学3年生の9月 インターンシップ参加数:3社 内定獲得時期:大学4年生の5月
「地元就職を希望していたため、地方銀行を中心に受けました。サマーインターンには参加できませんでしたが、秋冬のインターンシップとOB訪問で巻き返し、5月に内定をいただきました。地方企業は都市部ほど早期化していないので、遅めのスタートでも間に合いました。」
最後に、26卒就活を成功させるための重要ポイントをまとめます。
就活に「早すぎる」ということはありません。早く動き始めるほど、自己分析や業界研究に時間をかけられ、選考機会も増えます。
26卒の85%以上がインターンシップに参加しています。参加しないことは、情報面でも選考機会面でも大きなハンデです。
「なぜこの業界か」「なぜこの企業か」「なぜこの職種か」を言語化できるようにしましょう。軸が明確であれば、ESも面接も一貫性が出ます。
エントリー数は多すぎても少なすぎても良くありません。20〜30社程度を目安に、志望度の高い企業には時間をかけて対策しましょう。
就活は長期戦です。うまくいかない時期もありますが、一社落ちたからといって自分の価値が否定されたわけではありません。休息を取りながら、自分のペースで進めましょう。
本記事では、26卒の就活スケジュールを月別に解説してきました。最後に、重要なポイントをおさらいします。
26卒就活の3つの現実
今すぐやるべきこと
就活は「情報戦」であり「行動戦」です。この記事を参考に、計画的に、そして着実に準備を進めていきましょう。
あなたの就活成功を心から応援しています。
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