はじめに
面接のラスト5分。
「では、最後にそちらから何か質問はありますか?」
この**「逆質問」タイムこそ、面接の勝敗を決めるボーナスタイムだということを、多くの就活生は知りません。
ここで「いえ、大丈夫です」と答えるのは、「御社に興味がありません」と言っているのと同じ**です。
逆に、鋭い質問ができれば、それまでの評価が並であっても「おっ、こいつはよく調べているな」「視座が高いな」と大逆転が可能です。
しかし、何でも聞けばいいわけではありません。
現場の若手社員に「御社の長期経営戦略について…」と聞いても困られますし、社長に「残業時間はどれくらいですか?」と聞くのは失礼です。
逆質問の極意は、「相手に合わせた質問」をすること。
この記事では、一次面接(現場)、二次面接(管理職)、最終面接(役員)のそれぞれのフェーズで、面接官を唸らせる質問リストを50個用意しました。
これをメモして面接に持ち込めば、もう最後の沈黙に怯えることはありません。
この記事でわかること:
- なぜ逆質問が必要なのか?(意図:志望度とコミュ力の確認)
- 【一次面接用】現場の若手・中堅社員への質問(具体的な業務、雰囲気)
- 【二次面接用】課長・部長クラスへの質問(マネジメント、求める人材)
- 【最終面接用】役員・社長への質問(ビジョン、経営課題)
- 絶対に聞いてはいけない「調べればわかること」「待遇・福利厚生」
これを読めば、逆質問が「恐怖の時間」から「アピールの時間」に変わります。
目次
- 逆質問の意図:面接官は何を見ているのか?
- 【一次面接】現場社員・人事への質問リスト
- 【二次面接】管理職(課長・部長)への質問リスト
- 【最終面接】役員・社長への質問リスト
- 評価を下げる「NG逆質問」4パターン
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
1. 逆質問の意図:面接官は何を見ているのか?
企業が逆質問を設ける理由は、単なる親切心ではありません。以下の3つをチェックするための**「試験」**です。
- 志望度の高さ:本当に入りたいなら、疑問がたくさん湧いてくるはず。
- 質問力(地頭):的確な質問ができるか=課題発見能力があるか。
- 相性(カルチャーフィット):社風や価値観がマッチしているか。
「良い質問ですね」と言わせたら勝ちです。それは「痛いところを突かれた」「話したいことを聞いてくれた」という合図だからです。
2. 【一次面接】現場社員・人事への質問リスト
相手は、あなたと年齢が近い若手〜中堅社員です。
**「現場のリアル」や「具体的な働き方」**を聞くことで、「入社後のイメージができていること」をアピールしましょう。
おすすめ質問集
- 「〇〇さんが、ご入社を決められた一番の理由は何でしたか?」
- (定番ですが最強です。相手の自分語りを引き出せます)
- 「一日の具体的なスケジュールや、業務の流れを教えていただけますか?」
- 「新入社員のうちにやっておいて良かったこと、逆にやっておけば良かったことはありますか?」
- 「現在活躍されている若手社員の方に、共通する特徴はありますか?」
- 「入社前と後で、会社のイメージについてのギャップはありましたか?」
3. 【二次面接】管理職(課長・部長)への質問リスト
相手は、部署を束ねるマネージャーです。
**「組織としての目標」や「部下に求めるもの」**を聞くことで、「組織に貢献する意欲」をアピールしましょう。
おすすめ質問集
- 「〇〇様が部下を評価・指導される際、最も重視されているポイントは何ですか?」
- 「御社の〇〇事業部が、現在抱えている最大の課題は何だとお考えですか?」
- (課題を聞き出し、自分が解決に貢献したいと繋げる)
- 「もし私が内定をいただき配属された場合、まずどのような成果を期待されますか?」
- 「御社の強みである〇〇を、今後どのように発展させていくご予定でしょうか?」
- 「これから入社する新人に、どのような新しい風を吹き込んでほしいですか?」
4. 【最終面接】役員・社長への質問リスト
相手は、会社全体を見る経営層です。
**「ビジョン(未来)」や「経営哲学」**を聞くことで、「視座の高さ」をアピールしましょう。細かい業務の話はNGです。
おすすめ質問集
- 「御社の10年後のビジョンについて、社長が一番ワクワクされていることは何ですか?」
- 「これまでの経営の中で、一番の危機はどのようなもので、どう乗り越えられましたか?」
- 「御社の企業理念である『〇〇』を、社員の方に浸透させるために工夫されていることはありますか?」
- 「競合他社との競争が激化する中で、御社が最も大切にされている『変わらないもの』は何ですか?」
- 「私が御社で活躍し、将来リーダーシップを発揮するために、今のうちに身につけておくべき視点はありますか?」
5. 評価を下げる「NG逆質問」4パターン
これを聞いたら一発アウト、という地雷質問があります。
① 「調べればわかること」を聞く
- 「御社の主力商品は何ですか?」「企業理念は何ですか?」
- → **「HP見てないの?志望度低いね」**と思われます。
② 「待遇・福利厚生」ばかり聞く
- 「残業は月何時間ですか?」「有給は取れますか?」「住宅手当は?」
- → 聞くのは権利ですが、**「働く気ある?権利ばかり主張しそう」**と警戒されます。これらは内定後か、OB訪問でこっそり聞きましょう。
③ 「自信のなさ」を露呈する質問
- 「研修制度は充実していますか?」「文系でもついていけますか?」
- → 「教えてもらう」という受け身の姿勢(お客様マインド)は嫌われます。「自ら学ぶ環境はありますか?」と言い換えましょう。
④ 「はい/いいえ」で終わる質問
- 「風通しは良いですか?」→「はい」で終了。
- → 会話が広がりません。「風通しの良さを感じる具体的なエピソードはありますか?」と聞き方を変えましょう。
6. よくある質問(FAQ)
Q1. 逆質問はいくつ用意すればいい?
A. 最低3つ、できれば5つ用意しましょう。
面接中に話が出てしまい、質問がなくなってしまうことがあるからです。「3つ用意したけど全部出ちゃった!」という時は、正直に「お聞きしたかった〇〇については、先ほどのお話で完全に理解できました。ありがとうございます」と言えばOKです。
Q2. メモを見ながら質問してもいい?
A. 全く問題ありません。むしろ好印象です。
「しっかり準備してきている」という証拠になります。「準備してきたメモを確認してもよろしいでしょうか?」と一言断ってからカバンから出しましょう。
Q3. 「特にありません」は絶対ダメ?
A. 「特にありません」はダメですが、「十分理解できました」はOK。
どうしても質問がない場合は、「本日の面接で〇〇様のお話を伺い、私の疑問点は全て解消されました。改めて御社で働きたい気持ちが強まりました」と、感想+熱意で締めくくりましょう。
7. まとめ
逆質問は、面接官との「対話(キャッチボール)」を楽しむ時間です。
この記事の要点
| 相手 |
質問のテーマ |
キーワード |
| 現場社員 |
業務・具体的 |
「1日の流れ」「やりがい」「成功体験」 |
| 管理職 |
組織・マネジメント |
「求める人物」「課題」「部下の評価」 |
| 役員 |
経営・ビジョン |
「10年後の未来」「理念」「危機を乗り越えた話」 |
| NG |
クレクレ・調べろ |
「福利厚生」「HPに書いてあること」 |
今日からのアクションプラン
- 企業HP熟読:社長メッセージや中期経営計画を読み、「ここはどうなんだろう?」という疑問を3つ書き出す。
- 質問リスト作成:上記の50選から、自分に合いそうな(自分の強みと繋がりそうな)質問をピックアップしてメモ帳に書く。
- シミュレーション:面接の最後に「質問は?」と聞かれた時、カバンからメモを取り出し、笑顔で質問する自分をイメージする。
「良い質問」ができる人は、「仕事ができる人」です。
面接の最後、あなたの鋭い一言で、面接官に「おっ、こいつは違うな」と思わせてください。
逆質問で、内定をグッと引き寄せましょう。
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