
「人生で一番の挫折経験を教えてください」 「大きな失敗をした時、どう乗り越えましたか?」
ESや面接で頻出するこの質問。 自分をアピールする場なのに、わざわざマイナスな「失敗」を話すのは怖いですよね。 「こんな失敗をしたら能力がないと思われるんじゃ…」と不安になり、当たり障りのない軽い失敗を選んでしまいがちです。
しかし、「失敗がない人」は採用されません。 なぜなら、ビジネスに失敗はつきものだからです。企業が求めているのは、失敗しない完璧超人ではなく、**「失敗しても折れずに立ち上がり、失敗を糧に成長できる人(レジリエンスの高い人)」**です。
この記事では、面接官が思わず唸る「失敗経験(挫折経験)」のエピソード選びと、評価を爆上げする話し方の構成を解説します。
この記事でわかること:
これを読めば、あなたの「黒歴史」が「最強の武器」に変わります。
面接官が見ているのは、失敗の「内容」ではありません。以下の3点を見ています。
辛い状況に陥った時、すぐに逃げ出すのか、それとも踏ん張れるのか。この「復元力」は、社会人として長く働くために不可欠な能力です。
「運が悪かった」「あいつのせいだ」と他責にしていないか。失敗の原因を自分の中に探し(自責)、客観的に分析できているかを見ています。
ただ落ち込むだけでなく、「次はどうするか」を考えて行動に移せたか。同じ失敗を繰り返さないための「学習能力」が問われます。
どんな失敗でもいいわけではありません。
定番のエピソードですが、評価は分かれます。
できれば、**「大学時代」**のエピソードを選んだ方が、「現在のあなた」に近い価値観を伝えられるのでベターです。
失敗談は、映画の脚本のように「V字回復のストーリー」で語りましょう。
「どんな失敗をして、どれくらい落ち込んだか(悲壮感)」と「なぜ失敗したのか(原因分析)」を語ります。
「テニスサークルの代表として運営改革を行いましたが、メンバーの合意を得ずに独断で進めた結果、半数の部員が辞めたいと言い出す事態になりました。原因は、私の『正しさの押し付け』と『対話不足』でした。」
何に気づき、どう行動を変えたか。ここが一番の見せ場です。
「自分の傲慢さに気づき、一人ひとりと向き合うことを決意しました。全員と個別に面談を行い、批判的な意見にも耳を傾け、運営方針を一から作り直しました。」
その結果どうなったか、そして今の自分にどう活きているか。
「その結果、部員全員が納得する新方針ができ、退部者を出すことなく、例年以上の成果を残せました。この経験から、リーダーとは引っ張るだけでなく『支える』存在でもあること、そして対話の重要性を痛感しました。」
「カフェのアルバイトで、混雑時にスピードを優先するあまり、お客様への対応が雑になりクレームをいただいたことです。 お客様にとっては『忙しさ』は関係ないと猛省しました。 その後、『どんなに忙しくても、お渡しする瞬間の3秒だけは笑顔で目を見る』というマイルールを徹底しました。結果、お客様アンケートで『接客が良い』と名前を挙げていただけるまでになりました。」
「高校時代、サッカー部で怪我をし、最後の大会に出られなかったことです。 絶望しましたが、『選手として出られなくても、チームの勝利に貢献できることはある』と考えを改めました。 相手チームの分析役を買って出て、徹底的にデータを集めて味方に共有しました。チームは県ベスト4に入り、監督からも『お前の分析のおかげだ』と言われ、裏方としての貢献の尊さを学びました。」
「失敗」は、隠すべき汚点ではありません。あなたが挑戦し、成長した証(くんしょう)です。
堂々と「こんな大きな失敗をしました!でもそこからこんなに強くなりました!」と語れる人は、魅力的で頼もしく見えますよ。
SHARE THIS ARTICLE