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業界研究

【2026年卒】人材業界の就活攻略!リクルート・パーソルの営業は「激務」だが市場価値は最強?

2026年1月17日
更新: 2026年1月19日
Cheese Editorial Team
8分で読めます
【2026年卒】人材業界の就活攻略!リクルート・パーソルの営業は「激務」だが市場価値は最強?

はじめに

「人の役に立ちたい」 「働くことを通じて、日本を元気にしたい」 「色々な業界の人と関わりたい」

人材業界は、文系学生が選ぶ「志望業界ランキング」で常に上位に入ります。 特別な資格がなくても、人当たりとコミュニケーション能力で勝負できるイメージがあるからでしょう。

しかし、人材業界の実態は、極めて**「数字にシビアな営業会社」**です。 人の人生という重いテーマを扱いながら、一方で「今月あと何人転職させればノルマ達成か」という冷徹な計算も求められます。 このギャップに苦しみ、早期離職する新人が後を絶ちません。

一方で、人材業界(特にリクルートなど)出身者が、起業家や他業界のエースとして活躍しているのも事実です。 なぜなら、ここでの仕事はあらゆるビジネスの基本である**「人・モノ・金」の「人」に関する課題解決力**を、圧倒的なスピードで鍛えてくれるからです。

この記事では、人材業界の複雑なビジネスモデル(紹介・派遣・広告)の違い、大手各社の社風、そしてこの業界で得られる「最強の汎用スキル」について解説します。

この記事でわかること:

  • 人材業界の3本柱:「紹介」「派遣」「広告」の収益モデル図解
  • リクルート、パーソル、パソナ…大手各社の決定的な違い
  • 「AIマッチング」で消える仕事、残る仕事
  • 人材業界に行けば、本当に市場価値は上がるのか?

これを読めば、漠然とした「人に関わりたい」という志望動機が、説得力のある「ビジネス提案」へと変わります。


目次

  1. 人材業界の3大ビジネスモデル(紹介・派遣・広告)
  2. 大手人材企業グループの比較(リクルート・パーソル・パソナ)
  3. 業界のトレンド:HR Techとダイレクトリクルーティング
  4. 職種研究:RA(法人担当)とCA(求職者担当)
  5. よくある質問(FAQ)
  6. まとめ

1. 人材業界の3大ビジネスモデル(紹介・派遣・広告)

「人材会社」と一口に言っても、何で稼いでいるかで仕事内容は全く違います。

ビジネスモデル比較表

モデル 名称 代表的サービス 収益の仕組み 仕事の特徴
① 人材紹介
(エージェント)
リクルートエージェント
doda
転職者を紹介し、入社が決まったら**年収の30〜35%**を手数料でもらう(成果報酬)。 1人決めれば数百万円の売上。難易度は高いが利益率も高い。深いコンサルが必要。
② 人材派遣 テンプスタッフ
スタッフサービス
派遣スタッフを企業に送り、**時給のマージン(約20〜30%)**を毎月もらう(ストック型)。 事務職や販売職が中心。スタッフの契約更新や悩み相談など、フォロー業務が多い。
③ 求人広告
(メディア)
リクナビ
マイナビ
タウンワーク
求人サイトへの掲載料をもらう(前払い)。採用できなくてもお金が入る。 「どうすればクリックされるか」という広告制作・コピーライティングの要素が強い。

就活生がイメージする「キャリアカウンセリング」は①の人材紹介です。 ②や③は、どちらかというと「企業の人手不足を埋める」側面が強くなります。


2. 大手人材企業グループの比較(リクルート・パーソル・パソナ)

業界地図を理解するために、主要プレイヤーの特徴を押さえましょう。

① リクルートホールディングス

  • 特徴:圧倒的業界No.1。「リクナビ」「タウンワーク」「Indeed」など最強の媒体を持つ。人材だけでなく「スーモ(住宅)」「ゼクシィ(結婚)」なども展開。
  • 社風:起業家輩出企業。「お前はどうしたい?」と常に問われる。圧倒的当事者意識と成長スピード。
  • 弱点:優秀すぎてすぐ独立するため、社員の平均勤続年数は短い。

② パーソルホールディングス(旧テンプスタッフ+インテリジェンス)

  • 特徴:派遣(テンプ)と紹介(doda)のバランスが良い。スローガンは「はたらいて、笑おう。」。
  • 社風:リクルートより穏やかで、チームワークを重視する傾向。女性管理職も多い。
  • 強み:IT技術者派遣やアウトソーシングに強い。

③ パソナグループ

  • 特徴:淡路島への本社機能移転など、独自の地方創生×人材戦略を展開。福利厚生のアウトソーシング(ベネフィット・ワン)も強い。
  • 社風:「社会の問題点を解決する」という企業理念が浸透しており、ボランティア精神が強い。

④ マイナビ

  • 特徴:就職情報の「マイナビ」が学生シェアNo.1。非上場企業。
  • 強み:新卒採用領域での圧倒的なブランド力。

3. 業界のトレンド:HR Techとダイレクトリクルーティング

「人が人を仲介する」アナログなモデルは終わりつつあります。

HR Tech(HRテック)の台頭

AIが履歴書を分析し、最適な企業を自動でマッチングする技術です。 IndeedやLinkedInが代表例です。 これにより、単なる「条件マッチング」しかできないエージェントは淘汰され、AIにはできない「本音を引き出すコーチング」ができる人だけが生き残ります。

ダイレクトリクルーティング(スカウト型)

企業が人材会社を介さず、データベース(ビズリーチなど)を見て直接個人にスカウトを送る手法です。 人材会社は「データベース利用料」で稼ぐモデル(SaaS)にシフトしています。


4. 職種研究:RA(法人担当)とCA(求職者担当)

人材紹介(エージェント)の仕事は、大きく2つに分かれます。 ※会社によっては「両面型」といって、1人で両方やる場合もあります(JACリクルートメントなど)。

RA(Recruiting Advisor):対企業

  • 仕事:企業の人事担当者に会い、「どんな人が欲しいか」をヒアリングし、求人票を作る。
  • やりがい:経営者や人事部長から、経営課題(「新規事業をやるからリーダーが欲しい」など)を直接聞ける。ビジネス視点が身につく。
  • 大変さ:採用枠は椅子取りゲーム。他社より早く優秀な人材を紹介しないと決まらない。

CA(Career Advisor):対求職者

  • 仕事:転職希望者と面談し、キャリアプランを整理して、求人を紹介する。面接対策も行う。
  • やりがい:「あなたのおかげでいい会社に入れた」と直接感謝される。人生の分岐点に立ち会える。
  • 大変さ:土日や夜間の面談が多い。求職者のワガママや、急な選考辞退に振り回される(メンタルケアも仕事)。

5. よくある質問(FAQ)

Q1. 資格(キャリアコンサルタント)は必要ですか?

A. 新卒では不要です。 国家資格キャリアコンサルタントは、実務経験を積んでから取るのが一般的です。持っていれば意欲のアピールにはなりますが、それよりも「サークルで後輩の相談に乗って解決した経験」などの実体験の方が評価されます。

Q2. 激務ですか?

A. 営業職は、やはり数字のプレッシャーがあります。 特に月末は目標達成のために遅くまで残ることもあります。しかし、昔のような「深夜の飛び込み営業」などはなくなり、スマートな働き方(リモートワークなど)が進んでいます。

Q3. リクルート出身者はなぜ市場価値が高いのですか?

A. 「圧倒的な営業力」と「自走力」がつくからです。 人材業界の商材は「人」であり、形がありません。形のないものを、言葉と信頼だけで売るスキルは、どの業界(IT、不動産、保険など)に行っても通用します。だから、人材業界は「20代の成長環境」として最強です。

Q4. 人材業界に向いていない人は?

A. 「他人に感情移入しすぎる人」です。 求職者の悩みを聞きすぎて、「今の会社に留まった方がいいですよ」とアドバイスしてしまうような優しすぎる人は、ビジネスとして売上を作れません。ドライに「転職させること」が正義である場面も多々あるからです。

Q5. 英語力は必要ですか?

A. グローバル人材紹介なら必須です。 JACリクルートメントやロバート・ウォルターズなど、外資系や海外転職を専門とする会社では、英語面接や英文レジュメ添削があるため、高い英語力が求められます。国内系なら不要です。


6. まとめ

人材業界は、ビジネスの厳しさと、人間ドラマの温かさが同居する場所です。

この記事の要点

項目 ポイント
ビジネス 紹介(成果報酬)派遣(ストック)、**広告(掲載料)**の違いを理解せよ。
企業選び **リクルート(個の力)**か、**パーソル(組織力)**か、**パソナ(社会貢献)**か。
将来性 マッチングはAIに代替される。人間にしかできない**「コンサル力」**がカギ。
キャリア 20代で**「営業力」**をつけて市場価値を上げる登竜門として最適。

今日からのアクションプラン

  1. 今日:逆求人サイト(オファーボックスなど)のプロフィールを本気で埋めてみる。「自分という商品をどう見せるか」考えることが、人材業界の第一歩。
  2. 明日:リクナビやマイナビで「求人広告」を見比べる。「なぜこの写真は笑顔なのか?」「このキャッチコピーは誰に刺さるのか?」を分析する。
  3. 今週中:人材業界のOB訪問をする。キラキラした話だけでなく、「今までで一番キツかったクレーム」や「紹介した人がすぐ辞めた時の話」など、ドロドロしたリアルを聞き出す。

「働く」が変われば、「生きる」が変わる。 そのきっかけを作るのは、AIではなく、あなたのお節介な一言かもしれません。 人の可能性を信じ抜く覚悟があれば、これほど面白い仕事はありません。


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アソベンチャー・チーズ編集部。日々の感情ログとAI分析で「隠れた強み」と「価値観」を可視化するキャリアスタジオを運営しています。

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