
グループディスカッション(GD)は「運ゲー」だと言われます。 なぜなら、**「誰と同じチームになるか」**で合否が左右されるからです。
最悪のケースが**「クラッシャー」**の存在です。
彼らにペースを乱され、チーム全員が共倒れ(全滅)する。 これがGDの悲劇です。
しかし、人事(面接官)はクラッシャーがいることを見抜いています。 その上で、 「この厄介な人物をどうコントロールし、チームをゴールに導くか?」 という修正力・リーダーシップを見ています。 つまり、クラッシャーは「踏み台」にするチャンスなのです。
この記事では、タイプ別クラッシャーの無力化と、評価爆上げの対処法を解説します。
他人の意見を「でもさ〜」「現実的じゃなくない?」と潰してくる人。 【対処法:承認と回避】 戦ってはいけません。 「なるほど、〇〇さんの視点(リスク管理)も鋭いですね!」と一度褒めます(承認)。 その上で、 「ただ、今はアイデアを広げる時間(発散フェーズ)なので、リスクの検証は後半に回しましょうか?」 と、時間のせいにして黙らせます。
「俺の経験では〜」「俺の知識では〜」と止まらない人。 【対処法:強制バトンパス】 息継ぎのタイミングで割り込みます。 「〇〇さんの経験、すごいですね! 参考にしましょう。ところで、Bさんはこの点についてどう思いますか?」 と、話を切って、喋っていない人にパスを出します。 これで「周りが見えている」という評価がつきます。
頷くだけで、一言も発しない人。 【対処法:簡単なパス出し】 彼らを放置すると、チーム全体の「協調性」の評価が下がります。 「Cさん、この2つの案だったら、直感でどっちが良いと思います?」 と、Yes/Noで答えられる簡単な質問を振ってあげます。 喋らせることに成功すれば、あなたの「巻き込み力」が証明されます。
クラッシャーのせいで時間がなくなり、結論が出ない! そんな時の必殺技。
「議論が白熱していますが、そもそもの目的(ゴールの定義)って『売上2倍』でしたっけ? 『利益2倍』でしたっけ?」 と、スタート地点を確認するフリをして、議論の軌道修正をします。
意見が割れて喧嘩になりそうな時。 「じゃあ多数決で」は最悪です(思考停止)。 「『実現可能性』と『インパクト』の2軸で評価しませんか?」 と、判断基準(モノサシ)を提案します。 「インパクトはA案だけど、実現可能性はB案だよね。今回は短期施策だからB案にしよう」 とロジカルに収束させることができます。
「司会をやると受かりやすい」というのは半分嘘で半分本当です。 「俺が俺が」と仕切る司会は落ちます。
受かる司会者は、 **「交通整理員」**です。
自分が目立つのではなく、**「チームのアウトプットを最大化する」**ことだけに徹する黒子(くろこ)。 これこそが、企業が求める「真のリーダーシップ」です。
クラッシャーも、悪気がない場合がほとんどです。 「受かりたい」という焦りが、空回りを生んでいるだけです。
彼らを排除するのではなく、 「〇〇さんのその熱意、めっちゃいいですね! その勢いで、最後の発表お願いしてもいいですか?」 と、役割(適材適所)を与えてあげる。 そうすれば、クラッシャーもあなたの手駒として活躍してくれます。
GDは、敵を倒すゲームではなく、敵と手を組んでミッションをクリアする協力ゲームです。 広い心(と計算高さ)を持って、場を支配してください。
「クラッシャーへの対応、ぶっつけ本番は怖い…」
Cheese主催のGD練習会なら、あえてクラッシャー役を投入したシチュエーションで、ファシリテーションの練習ができます。
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