
春。新入社員歓迎会のシーズンです。 「今日は無礼講だから!」 という上司の言葉ほど、信用できないものはありません。 飲み会は、仕事の延長戦(残業代が出ない業務)です。 ここで「使えるやつ」認定されるか、「気が利かないやつ」とレッテルを貼られるかで、翌日からの仕事のやりやすさが激変します。
一方で、「アルハラ(アルコール・ハラスメント)」への意識も高まっています。 「飲みニケーション」は死語になりつつありますが、それでもまだ日本の組織には深く根付いています。
この記事では、飲み会が大嫌いな人でも「及第点」を取り、あわよくば上司に気に入られて出世するための、実践的かつ防御的なマナーを完全解説します。
一番最初にミスるのが「どこに座るか」です。
【ケーススタディ】
「〇〇部長、どちらのお席がよろしいでしょうか?」 と聞いてしまうのが一番安全です。
「ビール瓶のラベルを上にして注ぐ」 これは昭和のマナーですが、一部のおじさんはまだ気にします。
グラスを合わせる時、上司のグラスよりも**「少し低い位置」**で当てます。 「乾杯!」と言いながら、相手の目を見ます。
上司のグラスが空になりそう(残り3割くらい)になったら、 「次、何か飲まれますか?」 とメニューを差し出します。 ビール瓶なら、「注ぎましょうか?」と声をかけて注ぎます。
最近は「自分のペースで飲みたい」という上司も多いです。 「あ、自分でやるからいいよ」と言われたら、 「恐れ入ります。では失礼します」と引いてOKです。 無理に注ごうとすると逆にウザがられます。
「すみません、体質的に全く飲めないんです」 と最初に宣言してください。 「ちょっとだけ」と言うと、「まあ一杯くらい」と注がれます。 ウーロン茶を頼み、「見た目はウーロンハイです!」と冗談を言えば場は和みます。
上司の武勇伝を聞くのが仕事です。 「さしすせそ」を使いましょう。
【鉄板の質問リスト】
自分の話をする必要はありません。 相手に気持ちよく喋らせて、あなたは相槌ロボットになればいいのです。
「新人は幹事をやれ」と言われたら、チャンスです。 段取り力(プロジェクトマネジメント能力)を見せつけられます。
前日の午前中にリマインドメールを送ります。 これがないと「明日だっけ?」と忘れる人が続出します。 地図のURL(Googleマップ)と、店の電話番号、予約名を必ず記載。
上司が多めに払ってくれるのか(傾斜配分)、完全割り勘なのか、事前に確認。 PayPayなどの送金アプリを使うとスマートですが、おじさんは現金派が多いので、小銭を用意しておきましょう。
「今日は帰りたい…」 そんな時のスマートな断り方。
「すみません、今日は学生時代の友人が地方から来てまして…」 「歯医者の予約が入ってまして…」 「親が上京してきまして…」 具体的であるほど説得力が増します。
「昨日からちょっと頭痛が酷くて…今日は大事をとって休ませていただきます」 今の時代、体調不良の人を無理やり連れて行く上司はいません。
「申し訳ありません、今日は英会話スクールの予約がありまして」 「資格試験が来週なので、勉強します」 これを言えば、「お、頑張ってるな」と逆に評価が上がります。
NGな断り方: 「疲れてるんで」 「気分じゃないんで」 「行きたくないです」 これは流石に角が立ちます。
一次会が終わって、「さあ、次はカラオケだ!」となった時。 ここが一番の分岐点です。
「すみません! 終電が早いので(実家が遠いので)ここで失礼します! 今日は本当にご馳走様でした! めちゃくちゃ楽しかったです!」 と、走って逃げてください。 振り返ってはいけません。
「行きます!」と言ったからには、とことん付き合います。 カラオケでは、タンバリン係に徹するか、上司世代(サザン、ミスチル、BOØWY)の曲を1曲歌えるようにしておくと、「こいつ分かってるな」と可愛がられます。 最近のtiktokの曲を歌っても、おじさんはポカーンとするだけです。
飲み会の評価は、翌朝に決まります。 出社したら、上司の席に直行し、 「昨日はご馳走様でした! 〇〇部長の話、すごく勉強になりました!」 とお礼を言います。
メールやチャットでお礼を送るのも良いですが、**対面(リアル)**での挨拶が最強です。 二日酔いで死んでいても、この挨拶だけは笑顔でこなしてください。 これで「礼儀正しいやつ」認定確定です。
「仕事で評価してくれよ」と思う気持ちは痛いほど分かります。 しかし、人間は感情の生き物です。 「あいつ、飲み会で面白かったな」 「気が利いてたな」 という小さな好感度が、ミスをした時に「まあ、あいつなら許してやるか」という助け舟に変わります。
飲み会は、社内政治の潤滑油です。 楽しむ必要はありません。 「業務の一環」として、淡々とミッションをこなしてください。 その先に、あなたの働きやすい環境が待っています。
「上司と何を話せばいいか分からない…」
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