
あなたは、こんな症状に心当たりはありませんか?
これらは全て、**「完璧主義(Perfectionism)」の病です。 一見、真面目で責任感が強いように見えますが、ビジネスの世界において、過度な完璧主義は「百害あって一利なし」**です。
なぜなら、ビジネスの正解は常に変化し、スピードこそが最大の価値だからです。 100点を目指して時間をかけている間に、競合他社は60点の製品を出して市場を席巻しています。
この記事では、あなたを苦しめる「呪い」を解き、**「完了主義(Done)」**へとシフトチェンジするためのマインドセット改革を行います。
完璧主義には、実は2種類あります。
特に危険なのは2です。評価を気にしすぎるあまり、以下のようなループに陥ります。
このループを断ち切るには、「基準」を下げるしかありません。
経済学者パレートが提唱した有名な法則があります。 「成果の80%は、全体の20%の要素から生み出される」
仕事に置き換えると、 「資料の重要ポイント(骨子・結論)さえしっかりしていれば(20%)、残りのデザインや言い回し(80%)が適当でも、成果の80点までは取れる」 ということです。
逆に言えば、残りの20点(80点→100点)を埋めるためには、最初の4倍の労力がかかるということです。 ビジネスでは、この「最後の20点」を埋めるコストパフォーマンスは非常に悪いです。
上司が求めているのは、「3日かけて持ってくる100点の資料」ではなく、**「3時間で持ってくる60点のラフ案」**です。 なぜなら、早い段階なら方向修正ができるからです。3日後に100点(だと思っているもの)を持って行って、「これ方向性が違うよ」と言われたら、全てがゴミになります。
性格はすぐには変わりませんが、行動は変えられます。
資料作成なら、全体の構成案(目次レベル)ができた時点で、「方向性の確認をお願いします」と上司に見せにいきます。 「全然できてないじゃん」と言われることはありません。「仕事が早いね」と褒められます。
「完成するまでやる」のではなく「30分でやれるところまでやる」と決めます。 タイマーをセットし、ベルが鳴ったら強制終了。 「もっとやりたい」という気持ちを抑えて、次のタスクに移ります。これを繰り返すと、「30分で形にする集中力」が身につきます。
完璧主義者は「減点法」で考えます。 「あれもできてない、これもミスした。100点満点中、マイナス30点で70点だ…最悪だ」 これを「加点法」に変えます。 「今日は出社した(+10点)」「メール返した(+20点)」「資料の1ページ目ができた(+30点)。合計60点!よくやった!」 自分に甘くなる勇気を持ちましょう。
完璧主義者は「失敗=自分の価値の否定」と考えます。 しかし、シリコンバレーや科学の世界では**「失敗=データ取得」**です。 「この方法はうまくいかない」というデータが取れた。それは前進であり、成功の一部です。 エジソンは言いました。「私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」
Facebook(現Meta)の本社には、有名なスローガンがポスターとして貼られています。
Done is better than perfect. (完璧を目指すより、終わらせろ)
どんなに素晴らしいアイデアも、頭の中にあるだけでは価値がゼロです。 バグだらけでもいいから世に出す(リリースする)。 ユーザーに使ってもらい、フィードバックを得て、修正(アップデート)する。 現代の成功法則は、この**「アジャイル(素早い反復)」**一択です。
あなたの仕事もベータ版(試作品)でいいのです。 どんどんリリースして、走りながら修正しましょう。
完璧主義の根底にあるのは、「今のままの自分では愛されない」という欠乏感です。だから成果という鎧で身を固めようとします。
でも、本当にそうでしょうか? 周りの人は、あなたの成果物だけであなたを判断しているわけではありません。 あなたの笑顔、優しさ、一生懸命さ。 不完全な部分(人間らしさ)も含めて、あなたの魅力です。
鎧を脱いで、もっと軽やかに動きましょう。 60点でいい。失敗してもいい。 そう許せた瞬間、あなたの本来の能力が解放され、皮肉にも成果(クオリティ)が上がり始めます。
さあ、今日から合言葉は 「ま、いっか(Good enough)」 です。
あなたの完璧主義度数はどれくらい?
Cheeseのストレス診断で、自分を苦しめている思考のクセを見つけましょう。
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