
面接官は、あなたが部屋に入ってきてから椅子に座るまでの**「最初の10秒」**で、合否の半分を決めています。 「メラビアンの法則」にあるように、第一印象(視覚情報)が55%を占めるからです。
猫背で入ってくる人。 声が小さい人。 カバンをドサッと置く人。
どんなに素晴らしい志望動機を持っていても、この所作がダメだと 「営業先に出せないな」 「お客様に失礼だな」 と判断され、その後の話を聞いてもらえません。
逆に、所作が美しい人は、 「仕事ができそう」 「信頼できそう」 という**「ハロー効果(後光効果)」**がかかり、面接官が勝手に良い解釈をしてくれます。 マナーは、自分を守る最強の鎧です。
トントン、ではありません。 **「コン、コン、コン」**です。 2回はトイレ(空室確認)のノックと言われているので、日本では3回か4回が正解です。 強すぎず、弱すぎず、リズミカルに。
ノックしたら、中から「どうぞ」と言われるまで開けないでください。 言われたら、「失礼いたします」と元気よく言ってからドアを開けます。
部屋に入ったら、面接官にお尻を向けずに、斜めに立ちながらドアを静かに閉めます。 くれぐれも**「手で後ろ手に閉める」**のはNGです。 ドアの方を向いて、丁寧に閉める。 この「丁寧さ」を見られています。
ドアの前で、面接官に向かって**45度(最敬礼)**のお辞儀をします。 「本日はお時間をいただきありがとうございます」と言ってから、頭を下げます。 **「語先後礼(言葉が先、お辞儀が後)」**が基本です。
椅子の横(下座側・入り口に近い方)に立ちます。 すぐに座ってはいけません。 「大学名と名前をお願いします」と言われたら、 「〇〇大学の鈴木一郎です。本日はよろしくお願いいたします!」 と言って、またお辞儀(30度)。
面接官に「どうぞおかけください」と言われてから、 「失礼いたします」と言って座ります。
背もたれには寄りかかりません。 拳一つ分くらい空けて、背筋をピンと伸ばします。 男性は足を肩幅に開き、手は軽く握って膝の上。 女性は足を揃えて斜めに流すか、膝を閉じ、手は重ねて膝の上。
基本は、話している面接官の目を見ます。 面接官が複数いる場合は、質問してきた人を見つつ、たまに他の人にも視線を配る(アイコンタクト)と、「全員に話しかけている」感が出ます。
「本日の面接は以上です」と言われたら。
「本日はありがとうございました」と座ったままお辞儀。
椅子の横に立ち、「ありがとうございました」と45度のお辞儀。
ドアの手前で、面接官の方に向き直り、 「失礼いたします」と言って、最後のお辞儀(30度)。 この**「去り際」が一番美しく見えるポイント**です。
ドアを丁寧に開け閉めして、音を立てずに消えます。
廊下ですれ違う社員にも挨拶。 エレベーターホールでも気を抜かない。 ビルの外に出て、角を曲がるまではスマホを見ない。 どこで誰が見ているか分かりません(受付の人や警備員が見ていて、人事報告することもあります)。
「マナーなんて形式的でくだらない」 そう思うかもしれません。 しかし、マナーとは**「相手を不快にさせないための思いやり」**の結晶です。
これらの「型」を無意識にできるようになって初めて、 あなたは面接の内容(中身)に集中できます。 「ドアの閉め方どうだっけ?」と考えているうちは、志望動機なんて語れません。
家で練習してください。 ドアノブを回す動作、お辞儀の角度、椅子の座り方。 身体に染み込ませれば、本番での緊張も半減します。 「礼に始まり礼に終わる」。武道と同じです。
「文章だと分かりにくい…」「お辞儀の角度って?」
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