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属性別・就活攻略

【美大・音大生の就活】クリエイティブ職 vs 総合職|ポートフォリオ作成と「芸術」を武器にする方法

2026年1月12日
Cheese Editorial Team
5分で読めます
【美大・音大生の就活】クリエイティブ職 vs 総合職|ポートフォリオ作成と「芸術」を武器にする方法

美大・芸大・音大で、自分の表現を突き詰めてきた皆さん。 就活の時期になり、こんな不安を抱えていませんか?

「作家・アーティストとして生きていくのは一握りだと気付いてしまった」 「でも、スーツを着て毎日満員電車に乗る『普通の会社員』になるのは怖い」 「私のスキルは、ビジネスの世界で役に立つのだろうか?」

結論から言います。 あなたのスキルと感性は、ビジネスの世界で**「希少価値」**が高いです。

ロジックだけでは差別化できない時代、企業は「アート思考」「デザイン思考」を持つ人材を求めています。 ただ、その売り込み方(見せ方)を知らないだけです。 この記事では、芸術系学生が選ぶべき2つの道と、内定を勝ち取るためのポートフォリオ戦略を解説します。


第1章:道は2つ。「専門職」か「総合職」か

1. クリエイティブ専門職(デザイナー、イラストレーター、音楽制作)

学んだことをそのまま活かす道です。

  • メリット:好きなことを仕事にできる。スキルが伸びる。
  • デメリット:競争率が異常に高い(倍率100倍以上はザラ)。激務薄給になりがち(広告制作会社など)。
  • 攻略法:圧倒的なポートフォリオ(作品集)が必要です。学校の課題だけでなく、自主制作やインターンでの実績が問われます。

2. あえて「総合職」を選ぶ(ブルーオーシャン)

一般企業(メーカー、商社、ITなど)の企画・営業・広報などになる道です。 「えっ、今までの勉強が無駄になるじゃん」と思いますか? 違います。ここでこそ、あなたの武器が光ります。

普通の文系学生の中に、一人だけ「絵が描ける」「デザインができる」「人前で堂々と演奏できる(度胸がある)」人間がいたらどうでしょう? **「異能人材」**として重宝されます。 営業資料がプロ並みに綺麗だったり、プレゼンが独創的だったり。 「あいつに任せると何か面白いものが出てくる」 そう評価され、企画部や広報部に抜擢されるケースも多いです。 また、給与や福利厚生は、制作会社より一般大手企業の方が圧倒的に良いです。


第2章:ポートフォリオは「作品集」ではない

クリエイティブ職を受ける場合、ポートフォリオ(PF)は履歴書より重要です。 しかし、多くの美大生が勘違いをしています。 「自分の自信作を並べた画集」を作ってしまうのです。

企業の採用担当が見たいのは、「あなたの作家性(アート)」ではなく、**「問題解決能力(デザイン)」**です。

売れるポートフォリオの構成:

  1. 作品画像(完成品)
  2. ターゲット・目的:誰に、何を伝えるための作品か?
  3. コンセプト・意図:なぜこの色、この形にしたのか?(ロジック)
  4. プロセス(重要!):ラフ案、失敗案、ブラッシュアップの過程。

「かっこいい絵が描けます」ではなく、「私はクライアントの要望を汲み取り、デザインによって課題を解決できます」と伝えるプレゼン資料にしてください。


第3章:実技試験のない「面接」をどう乗り切るか?

音大生や、総合職を受ける美大生は、作品ではなく「言葉」で戦わなければなりません。 しかし、普段感覚で生きている分、言語化が苦手な人が多いです。

よくある質問と回答例: Q. 「なぜ芸術の道ではなく、企業就職を選んだのですか?」 A. 「音楽活動を通じて、どんなに良い作品を作っても、それを届ける『マーケティング』や『資金』がないと人に届かないと痛感しました。だから私はビジネスの仕組みを学び、クリエイターと社会を繋ぐ仕事がしたいのです」

このように、「挫折」を「ビジネスへの興味」に変換して語ると、非常に説得力があります。 「逃げ」ではなく「前向きな転向」だと思わせましょう。


第4章:芸術系学生の「強み」の言い換え

あなたの強みは、実はビジネススキルそのものです。用語を変換しましょう。

  • 作品制作に没頭した「集中力」と「完遂力(やり切る力)」
  • 先生に何度もダメ出しされて書き直した「PDCAを回す力」「素直さ」「打たれ強さ(レジリエンス)」
  • 演奏会でアンサンブルをした「協調性」「チームビルディング」「非言語コミュニケーション」
  • ゼロから作品生み出した「0→1の企画力」「創造性」

これらは、普通の大学生がバイトやサークルで身につけるものより、遥かに強靭なスキルです。 自信を持ってアピールしてください。


まとめ:感性は衰えない

「就職したら、もう絵は描けないのかな」 そんなことはありません。 平日夜や休日に創作活動を続けている社会人はたくさんいます。 むしろ、経済的な安定を得ることで、売れる・売れないを気にせず、純粋に好きな作品を作れるようになるかもしれません。

あるいは、仕事の中でクリエイティビティを発揮する喜びを知るかもしれません。 ビジネスもまた、一つの巨大な「創作活動」です。 新しいサービスを作り、世の中に出し、人の心を動かす。

あなたの手は、絵筆や楽器を持つために鍛えられてきました。 その手で、今度はビジネスという新しいキャンバスに、あなただけの未来を描いてください。

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