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業界研究

【広告業界研究】電通・博報堂・サイバーの違い|テレビからデジタルへ、激変するビジネスモデル

2026年1月12日
Cheese Editorial Team
4分で読めます
【広告業界研究】電通・博報堂・サイバーの違い|テレビからデジタルへ、激変するビジネスモデル

「クリエイティブな仕事がしたい」 「世の中のブームを作りたい」 そんな学生に圧倒的な人気を誇る広告業界。 電通、博報堂、ADK、サイバーエージェント。

六本木や赤坂のオフィスで、芸能人と関わりながら、華やかなCMを作る…。 そんなイメージを持っているなら、入社3日で絶望するかもしれません。 実際の広告マンの仕事は、「調整」「接待」「泥臭い営業」の連続だからです。

さらに、業界全体が「テレビ」から「デジタル」へと主戦場を移しており、ビジネスモデルそのものが崩壊・再構築の真っ只中にあります。 この記事では、広告業界のリアルな職種図鑑と、激動の勢力図(テレビ vs ネット)を解説します。


第1章:広告代理店のビジネスモデル

広告代理店は、**「メディア(テレビ局や新聞社)」「広告主(クライアント企業)」**の仲介業者です。 これを「メディアブローカー」と言います。

  1. 枠売り(コミッションビジネス) テレビのCM枠をクライアントに売り、その手数料(マージン)をもらう。これが伝統的な収益源です。
  2. マーケティング・ソリューション(フィービジネス) 単に枠を売るだけでなく、「どうすれば商品が売れるか?」という戦略全体を請け負い、企画料や制作費をもらう。現在はこっちが主流です。

第2章:主要プレイヤー(4大エージェンシー+デジタル)

1. 電通(ガリバー)

  • 特徴:国内シェア断トツNo.1。世界でもトップクラス。
  • 社風:「体育会系」「鬼十則(今は廃止)」「圧倒的な突破力」。
  • 強み:スポーツイベント(オリンピック、W杯)を一手に引き受ける政治力と実行力。
  • キーワード:成し遂げる力、リーダーシップ。

2. 博報堂(クリエイティブの博報堂)

  • 特徴:電通に次ぐNo.2。「生活者発想」を掲げる。
  • 社風:「スマート」「個性的」「粒違い」。電通よりはマイルドで、知的なアプローチを好む傾向。
  • 強み:データドリブンなマーケティングと、独特なクリエイティブ。
  • キーワード:生活者発想、パートナー主義。

3. ADK(アニメのADK)

  • 特徴:No.3。アニメコンテンツ(ドラえもん、クレヨンしんちゃん、ワンピース)に強い。
  • 社風:アットホームで自由。

4. サイバーエージェント(デジタルの雄)

  • 特徴:ネット広告国内No.1。AbemaTVやウマ娘(ゲーム)も手がける。
  • 社風:「キラキラ」「若手抜擢」「素直でいいやつ」。平均年齢が若く、入社1年目から子会社社長になることも。
  • 強み:運用型広告のノウハウと技術力(AI活用)。

第3章:職種図鑑(あなたは何屋さん?)

「広告マン」といっても、役割は分業されています。

1. 営業(アカウント・エグゼクティブ:AE)

全体の司令塔。クライアントの課題を聞き出し、社内のスタッフ(クリエイティブ、マーケター)を招集し、プロジェクトを進行管理する。 一番きついけど、一番やりがいがある「プロデューサー」的な役割です。対人折衝能力が全てです。

2. クリエイティブ(コピーライター・CMプランナー・AD)

CMやポスターの中身を作る人。 美大生だけでなく文系学生もなれますが、超・超狭き門です。 新人賞(宣伝会議賞など)を取っている猛者が集まります。

3. ストラテジック・プランナー(ストプラ)

市場調査(リサーチ)を行い、「誰に、何を伝えるべきか」という戦略の骨子(コンセプト)を作る参謀役。 論理的思考力が求められます。最近人気急上昇中の職種。

4. メディア担当

テレビ局や雑誌社と交渉して、良い枠を安く仕入れるバイヤー。 接待が多いのもこの職種です。


第4章:広告業界の未来「テレビの終焉とDX」

2019年、ネット広告費がテレビ広告費を抜きました。歴史的な転換点です。

  • テレビ(マス広告):「広く浅く」認知させる力はまだ最強ですが、若者はテレビを見ません。
  • ネット(デジタル広告):「誰がクリックしたか」までデータが取れるので、費用対効果(ROAS)が明確です。

今の広告マンに求められるのは、「面白いCMを作ること」以上に、**「データを分析して、泥臭く改善(PDCA)し続けること」**です。 華やかさよりも、地道な数字との戦いが増えています。


まとめ:それでも広告は面白い

「広告はウザい」 「スキップされるもの」 そう言われる時代です。

しかし、人の心を動かし、行動を変える(買わせる、好きにさせる)仕事には、何にも代えがたい魔力があります。 一つのキャッチコピーで、倒産寸前の会社が救われたり、新しい文化が生まれたりします。

「言葉の力、デザインの力で世の中を動かしたい」 そんなロマンチストでありながら、数字にも強いリアリストになれるか。 それが、これからの広告業界を生き抜く条件です。

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