
「額面(基本給)」と「手取り」の違い、ちゃんと理解していますか? 求人票に「月給25万円」とあっても、あなたの口座に振り込まれるのは25万円ではありません。
【手取りの目安】額面 × 0.75 〜 0.8 つまり、月給25万円なら、手取りは約20万円です。 ここから天引きされるのは以下の4つです。
そして、最大の罠は**「住民税」**です。 住民税は「去年の年収」に対してかかるため、新卒1年目は0円ですが、2年目の6月からドンと引かれます(月1万〜2万程度)。 「2年目で昇給したのに、なぜか手取りが減った!」と絶望しないよう、1年目のうちから「住民税貯金」をしておくのが賢い社会人のスタートです。
銀行にお金を預けても、金利は0.001%(大手の普通預金)。100万円預けても1年で10円(税引前)しか増えません。ATM手数料1回でマイナスです。 そこで必須なのが**「新NISA(少額投資非課税制度)」**です。
個別株(任天堂やトヨタなど)を買うのはギャンブルに近いですが、「全世界の株式会社すべてに分散投資する(投資信託)」なら、世界経済が成長する限り資産は増えます。
なんと、倍以上になります。これが「複利」の力です。 新卒の給料で月3万はキツイかもしれませんが、飲み会を2回我慢すれば捻出できます。 「つみたて投資枠」で「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」か「S&P500」を選び、クレジットカード積立設定をして放置。これだけでOKです。
NISAとよく比較される「iDeCo(個人型確定拠出年金)」。 これは「自分年金作り」の制度ですが、新卒におすすめするかは微妙です。
積み立てた金額(掛金)の全額が「所得控除」になります。 例えば月2万円積み立てれば、年末調整で年間の税金が3〜4万円戻ってきます。確実に儲かる錬金術です。
原則60歳まで1円も引き出せません。 20代は、結婚、車購入、住宅購入など、まとまったお金が必要になるライフイベントが目白押しです。 その時に「iDeCoにお金はあるのに引き出せない!」となるリスクがあります。
結論:まずはNISA(いつでも現金化可能)を満額埋めてから、余裕があればiDeCoも検討する順序でOK。
最近は「副業OK」の企業も増えましたが、まだまだ禁止の会社も多いです。 禁止されているのに副業が見つかる主な原因は**「住民税の増加」**です。
会社の給料以外に収入があると、翌年の住民税が高くなります。 経理担当者が「あれ?A君だけ住民税が高いな。他に収入があるな?」と気づくわけです。
確定申告の際、住民税の納付方法を「自分で納付(普通徴収)」にチェックを入れれば、会社の給料天引きには反映されず、自宅に納付書が届きます。これで基本的にはバレません。 (※ただし、バイトなどの給与所得の場合は強制的に特別徴収になる自治体もあるので注意。事業所得になる副業を選ぶのが安全です。)
本業で疲弊している新卒でも、隙間時間でできる副業を紹介します。
注意:「スマホで1日5分で月100万」みたいなのは全部詐欺です。地道に稼ぐしかありません。
支出を減らす最強の方法が「経済圏の統一」です。
これらを統一すると、年間で数万〜10万円分のポイントが貯まります。 ポイントで日用品や通信費を払えば、現金を使わずに済みます。 最近はVポイント(三井住友カード系)も強力ですが、初心者はまずは楽天経済圏への移住が簡単でおすすめです。
ドコモやauの大手キャリアで月8,000円払っていませんか? 格安SIM(ahamo, povo, LINEMO, 楽天モバイル, MVNO)に変えれば、月2,000円〜3,000円です。 年間6万円の節約になります。回線品質も今はほとんど変わりません。
社会人になると、生保レディ(保険の営業)が会社にやってきたり、親に「保険に入れ」と言われたりします。 しかし、日本の公的医療保険(会社のが加入している保険)は最強です。 高額療養費制度があるので、大手術をしても自己負担は月10万円以下で済みます。 独身なら、手厚い死亡保障は不要です。 どうしても不安なら、**「県民共済(月掛金2,000円)」**だけで十分です。これで入院や万が一の保障はカバーできます。
「毎月の支払いが一定額で安心」という甘い言葉で誘ってくるリボ払い(リボルビング払い)。 これは実質、年利15%〜18%の借金です。
例えば、50万円の買い物をリボ払いで返済(月1万円)すると…
お金が貯まらない若手の特徴。それは「見栄っ張り」です。 後輩ができたり、学生時代の友達と会ったりした時に、つい「ここは社会人の俺が出すよ」とかっこつけていませんか?
年収300万の新人が年収0万の学生に奢るのは、まだ早いです。 「割り勘キャラ」を定着させましょう。 本当の友人は、奢ってくれるから付き合っているわけではありません。 お金がない時は「今月ピンチだからサイゼリアでいい?」と言える関係こそが、長く続きます。
社会人になると、高校や大学の同級生から久しぶりに連絡が来ることがあります。 「久しぶり!いい話があるんだけどカフェ行かない?」
これはマルチ商法か投資詐欺の勧誘です。
「楽して儲かる話」は、あなたの所には絶対に来ません。 地道にインデックス投資(NISA)をするのが、一番の近道です。
A. 実家暮らしなら「手取りの4割〜5割」、一人暮らしなら「手取りの1割〜2割」が目安です。先取り貯金(給与口座から自動振替)を設定して、残ったお金で暮らすのが鉄則です。
A. 「ないもの」として全額貯金するのが最強ですが、モチベーション維持のために「半分は自分へのご褒美、半分は投資」がバランス良いです。ボーナス払いでローンを組むのは絶対にやめましょう。
A. 必須です。実質2,000円の負担で、数万円分の返礼品(米、肉、フルーツ)が貰えます。これも「住民税の先払い」なので、節税になります。
A. 資産の5%以内(お小遣いの範囲)ならアリです。ボラティリティ(価格変動)が激しいので、メインの資産運用には向きません。宝くじ感覚で。
A. 無利子ならゆっくり返せばいいですが、有利子の場合は早めに返した方がいい場合もあります。ただ、今は低金利なので、繰り上げ返済するよりNISAで運用した方が利益が出る可能性が高いです。
...(Q6〜Q20は更に具体的な節約術への回答)
なぜ資産形成をするのか? 「老後のため」ではありません。 **「今、嫌な仕事をいつでも辞められる自由(Fuck You Money)」**を手に入れるためです。
貯金が10万円しかなければ、ブラック企業でパワハラを受けても「生活のために」と辞められません。会社の奴隷になります。 しかし、貯金が300万円あれば、「ふざけるな、明日辞めてやる」と言えます。 この「いつでも逃げられる」という安心感こそが、結果的にメンタルを守り、堂々と仕事ができる余裕に繋がります。
新社会人の皆さん。 悪い大人のカモにされず、賢く、したたかに資産を築いてください。 通帳の数字は、あなたを守る最強の盾になります。
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