
今回導入した「Next.js App Router」と「Markdownベースのコンテンツ管理」による、SEOおよびシステム構造上の主なメリットを解説します。
これまでは src/data/articles/*.ts というTypeScriptファイルの中に、記事のデータ(タイトル、本文、メタデータ)がハードコードされていました。これらはアプリケーションのビルド時にバンドルされるJavaScriptコードの一部として扱われていました。
記事コンテンツは content/articles/*.md という純粋な**テキストデータ(Markdown)**として管理されるようになりました。
今回の構成変更は、Googleなどの検索エンジンに対して非常に強力なシグナルを送ることができます。
Next.jsのSSG機能により、ビルド時にすべてのMarkdown記事が静的なHTMLファイルとして生成されます。
src/app/article/[slug]/page.tsx の generateMetadata 関数により、各MarkdownファイルのFrontmatter(記事上部のメタ情報)から、自動的に最適なSEOタグを生成しています。
<title>): 記事タイトル | サイト名 の形式で自動最適化。<meta name="description">): 記事の要約(excerpt)を自動設定。MarkdownからHTMLへの変換プロセス(src/lib/markdown.ts)において、適切なHTMLタグ(<h1>〜<h6>, <p>, など)が生成されます。
関連記事リストの自動生成や、カテゴリごとの一覧ページ生成により、サイト内のリンク構造(内部リンク)が強化されます。
このフレームワークは、将来的な機能拡張にも柔軟に対応できます。
content/articles ではなく、外部のヘッドレスCMS(MicroCMSやContentful)からAPI経由でデータを取得する形への移行もスムーズに行えます(取得ロジックを差し替えるだけ)。結論: 今回の移行は、単なるファイル形式の変更ではなく、「Webサイトとしての基礎体力(パフォーマンス、アクセシビリティ、クローラビリティ)」を底上げする重要なアップデートです。これにより、作成した質の高いコンテンツが、より正しく、より多くのユーザーに届く土台が整いました。
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