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テクノロジー

Next.js + Markdownフレームワーク移行によるSEO・構造的メリット解説

2026年1月9日
Cheese Editorial Team
4分で読めます
Next.js + Markdownフレームワーク移行によるSEO・構造的メリット解説

Next.js + Markdownフレームワーク移行によるSEO・構造的メリット

今回導入した「Next.js App Router」と「Markdownベースのコンテンツ管理」による、SEOおよびシステム構造上の主なメリットを解説します。

1. 構造的な変化:データとロジックの分離

Before (従来の構成)

これまでは src/data/articles/*.ts というTypeScriptファイルの中に、記事のデータ(タイトル、本文、メタデータ)がハードコードされていました。これらはアプリケーションのビルド時にバンドルされるJavaScriptコードの一部として扱われていました。

After (現在の構成)

記事コンテンツは content/articles/*.md という純粋な**テキストデータ(Markdown)**として管理されるようになりました。

  • コンテンツの独立性: デザインやプログラムロジック(Reactコンポーネント)から、記事の中身が完全に切り離されました。
  • 管理の容易さ: エンジニア以外でも、Markdownファイルを作成・編集するだけで記事の追加・更新が可能になります(CMSのような運用が可能)。

2. SEO(検索エンジン最適化)への決定的有利性

今回の構成変更は、Googleなどの検索エンジンに対して非常に強力なシグナルを送ることができます。

① Static Site Generation (SSG) による高速化とクロール効率

Next.jsのSSG機能により、ビルド時にすべてのMarkdown記事が静的なHTMLファイルとして生成されます。

  • メリット: ユーザーがアクセスした瞬間に完成されたHTMLが返されるため、表示速度(LCP: Largest Contentful Paint)が劇的に向上します。
  • SEO効果: ページの読み込み速度はGoogleのランキング要因(Core Web Vitals)の重要指標です。また、HTMLが即座に存在するため、検索エンジンのクローラーがコンテンツを確実に認識できます(JavaScriptの実行を待つ必要がない)。

② Metadata API による動的メタタグ生成

src/app/article/[slug]/page.tsxgenerateMetadata 関数により、各MarkdownファイルのFrontmatter(記事上部のメタ情報)から、自動的に最適なSEOタグを生成しています。

  • タイトルタグ (<title>): 記事タイトル | サイト名 の形式で自動最適化。
  • メタディスクリプション (<meta name="description">): 記事の要約(excerpt)を自動設定。
  • OGPタグ: SNSシェア時の画像やタイトルも各記事ごとに動的に設定されます。

③ セマンティックHTMLと構造化データ

MarkdownからHTMLへの変換プロセス(src/lib/markdown.ts)において、適切なHTMLタグ(<h1><h6>, <p>, など)が生成されます。

  • メリット: 文書構造が明確になり、検索エンジンが「何が重要なトピックか」を理解しやすくなります。
  • アクセシビリティ: スクリーンリーダーなどを使用するユーザーにとっても親切な設計となり、これも間接的にSEO評価を高めます。

④ 内部リンク構造の強化

関連記事リストの自動生成や、カテゴリごとの一覧ページ生成により、サイト内のリンク構造(内部リンク)が強化されます。

  • SEO効果: クローラーがサイト内を回遊しやすくなり、古い記事や深い階層の記事もインデックスされやすくなります。

3. 今後の拡張性

このフレームワークは、将来的な機能拡張にも柔軟に対応できます。

  • CMS連携: 将来的には content/articles ではなく、外部のヘッドレスCMS(MicroCMSやContentful)からAPI経由でデータを取得する形への移行もスムーズに行えます(取得ロジックを差し替えるだけ)。
  • 全文検索: Markdownファイルをインデックス化することで、サイト内検索エンジンの実装も容易です。

結論: 今回の移行は、単なるファイル形式の変更ではなく、「Webサイトとしての基礎体力(パフォーマンス、アクセシビリティ、クローラビリティ)」を底上げする重要なアップデートです。これにより、作成した質の高いコンテンツが、より正しく、より多くのユーザーに届く土台が整いました。

Cheese Editorial Team
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アソベンチャー・チーズ編集部。日々の感情ログとAI分析で「隠れた強み」と「価値観」を可視化するキャリアスタジオを運営しています。

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